7月2日投票の東京都議選の期日前投票に行ってきたのですが、投票先を決める過程はまだまだ良くできるところがあるなと思ったので、残しておきます。
候補者の主張がわからない
投票したのは選挙の1週間前の6月25日です。ただ、この時点では自宅に選挙公報が配布されておらず、候補者がどういう主張をしているのかがそもそもわかりません。
都の選挙管理委員会のサイトにはPDFで選挙広報が掲載されていますが、期日前投票開始前までには配布しておいてもらえればなと思いました(あと、投票形式=1名記名もどこにも書いてないのもどうかと思う・・)
みんな似たようなことを行っていて違いがよくわからない
今回の選挙の場合、主張が真っ向から対立するような争点もなく、争点となるイシュー自体もまあ子育て、防災、オリンピックと似たようなところ・似たような話になります。ですので、何でもって判断していいのかがよく見えてきませんでした(実質的には小池都政で判断することになるのかな)
国政選挙ではボートマッチのようなアンケートに答えていくと、自分の立場近い候補者がわかるような方法もありますが、都議選レベルではそういったものはないようです。
古くて遅い都議会を変えようみたいなふわっとしたところで攻める都民ファーストの会は、ある種まあこの状態に最適な話し方をしているのかもしれません。
あるいは不勉強なのでわからないのだけど、議員毎の専門性はないんだろうか。もしそういうのがあるのなら、私はこの政策にこういうコミットをしますと具体的で掘り下げた話ができると思うのだけど(政党政治だとそういうのはないのかな・・)
会社の目標管理のシステムは
ところで、お勤めの方なら、ちょうど今頃が半期評価が行われている時期なのではないでしょうか。
目標管理や評価の方法はいろいろありますが、OKRという方法があります。詳しくは以下のリンク先がわかりやすいなと思ったので、ここでは詳細は割愛します。
http://hiromaeda.com/2015/01/19/okr/
それで、これを選挙でも活用できないかと思っています。 例えば以下のような形です。
- 党、および候補者レベルでOKR(目標と主な結果)を立てる。
- 現職議員は前記の振り返りも併記する。つまり、前回の選挙期間中のOKRの振り返り結果を合わせて掲載する。
- 選挙公報で上記の目標と評価を掲載する
- その際、OKRは表形式で整理し、似たようなトピックはまとめて他党と内容を比較可能にする イメージとしてはこういう感じですね。こういうのがあるとわかりやすい。
誰が選挙の情報環境を良くするのか
とはいえ、こういうことを誰がするのかという問題がありますね。会社なら人事部長なり、現場の長なりが考えると思うのですが、あんまりそういった動きは見られないですよね(最近でも公選法で明らかに時代遅れの部分が訂正されたくらいですし)
であれば、東京都の選挙管理委員会にインフォメーションアーキテクトが入って、こうした情報環境をよくする活動に参入していけると良いのかな。でも、選挙を動かすというのは政治的な側面も強いので、議員か知事に理解者がいて動かしていかないとしんどそうだ。。
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