2016年に熊本で自身が起こっていた頃の記録です。
緊急情報はどうしてもマス配信に寄りがちだけど、現地住民の場所や時々のニーズに応じて優先付して配信できれば良さそう(現地民は地震情報とライフラインの復旧情報・支援情報を知りたいはずだがその後は別のニーズになりそう)
— Naoki Hashimoto (@hashcc) 2016年4月16日
テレビやラジオだと、受信者の場所やニーズに関係なく、リニアにいろんな情報が流れ込んできます。これは全体をざっくり把握する情報は得られるのですが、現地で本当に困っている人に対して、必要な情報をより分けて届ける(パーソナライズ)という点ではまた別の手段が必要そうです。
情報自体は大量にあると思います。
- 災害情報
- ライフライン情報
- 安否確認
- 避難情報
熊本市は必要な情報を定義提供していますが、テキストオンリーなので、これをずっと見続けるのはちょっとつらそうです・・
災害で疲れきっている人が、自分がどういうリスク下にあるのかをこれらをくまなく見て整理するのは難しいでしょうし、スマホの現在地情報からを見て必要な情報を必要なときに届けられるとよさそうです。
ちなみに東日本大震災が起きた頃にこういうコンセプト画像を作っていました。
冒頭に書きましたが、例えばこんな感じに時間によって必要な情報も変わってくるんではないかと思います。
- 地震発生直後
- 地震の情報
- 津波など派生災害の情報
- 家族の安否情報
- 避難先情報
- 地震から1,2日以内
- 余震の状況
- 自身の地域周辺の被害状況
- 家族や友達・同僚の安否情報
- 避難先情報・避難経路の交通情報
- ライフラインの状況・復旧情報
- 地震から1週間以内
- 余震の状況
- 自身地域の周辺の被害状況
- 衣食住の確保に関する状況
- 大規模スーパーの営業情報
- ライフラインの状況・復旧情報
- 音楽・エンターテイメント情報(心の安らぎ)
- 地震から1ヶ月以内
- 余震の状況
- 広範な生活情報
- 保険の適用情報
個々の人に情報を一箇所にまとめたダッシュボードを用意するとして、時間とともに必要な情報を変えながら見せていけると良さそうです。
個々の災害でどういう被害が起きるかは未知数ですが、災害のパターンは何回か繰り返していくうちに見えてくるわけですから、ある程度どこにどういう情報を届ければいいか、ははっきりしていそうです。
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