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	<title>Liner Note &#187; 検索結果:  &#187;  Making OPAC 2.0</title>
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	<description>情報（ユーザー中心デザイン・ユーザビリティ）と技術（ウェブプログラミング・ウェブサービス）についてのメモ書き</description>
	<lastBuildDate>Tue, 21 Jul 2009 12:54:09 +0000</lastBuildDate>
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		<item>
		<title>自分の考えている疑問がどういう言葉で話されているかわからない問題をOPACでどう解決するか：Making OPAC 2.0</title>
		<link>http://note.openvista.jp/2009/how-to-find-keyword-of-my-thought/</link>
		<comments>http://note.openvista.jp/2009/how-to-find-keyword-of-my-thought/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 08 Feb 2009 03:09:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leva</dc:creator>
				<category><![CDATA[図書館]]></category>
		<category><![CDATA[雑多な考察]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://note.openvista.jp/?p=1114</guid>
		<description><![CDATA[具体的だけども曖昧で何ていう言葉でこの考えていることが議論されているのかわからない（キーワードがわからない）という問題（主題検索）を、OPACでどう解決できるかを考えてみた。現段階ではレファレンスをOPACに組み込んでみるのがよいのではと思っています]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>もう去年末のことになるんですが、制作中の蔵書検索システム<span class="weaken">（OPAC）</span>のユーザテストをしていました。これについては発見したことも失敗したことも山ほどあって、いずれまとめたいと思っているんですがそれはまた別の機会。</p>
<p>今回のユーザテストでは、そのOPACを一通り使ってもらって目的となる本を見つけられるかどうかというタスクをやってもらった<sup>1</sup> んですが、発見だなと思えることがありました<span class="weaken">（それだけ<a href="http://gitanez.seesaa.net/article/68947003.html">ユーザー調査</a>がうまくできてねーなと反省する限りです）</span>。テストをお願いしたのは同じサークル仲間で、それゆえ割とリラックスしてたからなのか普段通りに考えていたようでした。</p>
<h3 id="tbebbb7">こんなユーザテストでした</h3>
<p>それで、テストをやっている間に彼女が意識的にやっていたのは<sup>2</sup> 、<em>自分が考えている具体的な疑問に対応するキーワードを見つける</em>ことでした。つまり、こういう疑問はこういうキーワードで議論されてますよ、というそのキーワードがわかればそれに対応する本やウェブサイトが見つかるわけですが、それがわからないという状況なので、OPACで検索し、その結果で出てきた件名や書籍紹介を見ながらそれを見つけていこうとしていたんですね。</p>
<p>今回、彼女は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A1%E3%81%B3%E3%81%8F%E3%82%8D%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%9C#.E4.B8.80.E6.96.89.E7.B5.B6.E7.89.88.E5.95.8F.E9.A1.8C" title="ちびくろサンボ - Wikipedia">ちびくろサンボ一斉絶版問題</a>というについて考えていました。ある絵本が（本当はそういう意図はないにもかかわらず）差別的な表現があるんじゃないと問題になって、出版社が絶版し、図書館もそれに倣うように本棚から取り除き、結果として本が読めなくなってしまった問題です。似たような問題として<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%8C%E5%85%A8%E8%87%AA%E6%AE%BA%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB" title="完全自殺マニュアル - Wikipedia">完全自殺マニュアル</a>に関する有害図書指定問題が有名ですが、これも含めて一度リンク先を流し読みしてみてください。もちろん、それを調べようと思っていた時点ではこんなに焦点を合わせて筋道だって話してくれたわけではなくて、講義や新聞記事なんかのそういう問題を知ったソースの情報を断片的に継ぎ合わせながらの曖昧だけどもすごく具体的な話し方でした。</p>
<p class="aside">
余談だけど他に聞いた話では、スタジオジブリの『千と千尋の神隠し』に影響を与えた『霧のむこうのふしぎな町』というお話には「気ちがい通り」という言葉が書かれていて、でも最近の版では<a href="http://d.hatena.ne.jp/marsalade/20070127/p1">「めちゃくちゃ通り」</a>に直されているなんてのもありました。それは抗議があったので直されたらしい<span class="weaken">（確認してません）</span>んですが、著者の意図は「個性があって、変わり者が集まる通りだよ」という意図があったんだから、ちゃんとそれを汲んであげたらよかったのにとか。
</p>
<p>ただ、OPACをはじめ検索エンジンは<em>名詞になったキーワードがないとなかなか有意な検索結果は取り出せません</em>（検索エンジンがキーワード志向なので）。最初はそのキーワードが思いつかなかったのか、自然言語<span class="weaken">（絶版になった本、置いてはいけない本 差別）</span>で疑問を検索していたんですが、当然結果は0件に。</p>
<p>これはダメだって事で、次に具体的な問題の中で出てくる固有名詞（ちびくろサンボ、霧の向こうのふしぎな町…）をいれて検索するようにすると、それについて扱っていた本<span class="weaken">（例えば<a href="http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4820490060/ref=nosim/openvista-22">『「ちびくろサンボ」問題を考える―シンポジウム記録』</a>）</span>がいくつかひっかかりました。</p>
<p>ただ、そうした本はあくまで個別具体的事例を扱っている本で、彼女としてはより一般化された問題（この問題で言えば表現の自由と流通の問題で、特に図書館の自由に関連すること）について扱っている本を探しているようでした。で、それを見つけようとOPAC内に載せていたAmazonのレビューから「発禁」や「図書館の自由」という言葉を見つけて再度検索。</p>
<div class="aside">
その途上でもいろいろ細かい問題がありました。例えばこうしたキーワードも多義的なもので、例えば<br />
「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%A3%E8%A8%80" title="図書館の自由に関する宣言 - Wikipedia">図書館の自由</a>」については、少なく見積もって以下の2つの意味が考えられます。</p>
<ul>
<li>戦前、図書館が体制翼賛的な思想を流通するための機関として機能してしまったことを反省して、再度そうならないよう国民の知る自由を保障するにあたっての図書館の原理原則を示したもの</li>
<li>差別用語や差別表現の見受けられる本を公共の施設たる図書館が扱わないようにしてしまって良いのか。それは国民の知る自由を侵害していないかというもの（『ちびくろサンボ』の問題はこっち）</li>
</ul>
<p>普通に「図書館の自由」で検索すれば、当然上記2点について書かれた本がごっちゃになって出てくるので、利用者はそれを選別しながら見ていく必要があります。それ自体は仕方ないと思うところもあるのですが、彼女はGoogleなどの検索エンジンではストップワードを入れて検索する方法（単語の前に &#8211; をつける）を使っているにもかかわらず、それが「通用するかわからない」という理由でそうした方法を採らずに検索していました。</p>
<p>そのせいで、例えば前記「発禁」で検索したときには、わいせつ本など青少年の育成上問題がある本をいかに規制するか<span class="weaken">（棒読み）</span>ということについて書かれた本ばかり出てきてしまい、「発禁」では目的の本を見つけることが出来ませんでした。
</div>
<p>結果から言えば、とっかかりはできたもののシステムを使って一番適切だと思えるキーワードを見つけることは出来ず、結局はGoogleを使って、「図書館の自由と公共の福祉」<span class="weaken">（今回ならこれがキーワードですね）</span>について書かれてあるページを見つけて、その参考文献リストから本を見つけたのでした。</p>
<h3 id="tbb0cb1">OPACって疑問を検索しにくいよね問題</h3>
<p>結局Google先生を頼らざるを得なかったのは、Googleが図書館OPACよりか自然言語に強く、対象データが圧倒的に豊富なために<sup>3</sup> キーワードになっていない曖昧な言葉でも検索しやすかったからでしょう。これは研究でも明らかにされているようで、ある論文では以下のように言われています<span class="weaken">（強調を中心に流し読んでみてください）</span>。</p>
<blockquote cite="http://pdf.openvista.jp/view/http://libst.nul.nagoya-u.ac.jp/pdf/annals_05_08.pdf#p3">
<p>Web のサーチエンジンの普及は、図書館における目録利用者の行動にも影響を与えるようになった。</p>
<p>Novotny(2004)は、OPAC の検索経験のない学部新入生とOPAC の検索経験を積んだ大学院生らを被験者に,利用者がどのようにOPAC を検索しているかをプロトコル分析法により調査した。その結果,<em>サーチエンジンの検索経験から著しい影響を受けているという点で両者に共通する傾向が見られた</em>。被験者の多くは、OPAC がサーチエンジンのように機能すると予測し、入力されたクエリーはシステム側で解釈され、処理されて、結果はGoogle のように適合性の高いものから順に表示されると考えていた。</p>
<p>筆者らが短期大学生及び学部1年生を対象にプロトコル分析法を用いて行った調査(2006)では、サーチエンジンの経験を積んだ被験者は、サーチエンジンに特徴的な探索パターンをOPAC にも使用する行動がより顕著であること、主題の階層や目録上の統制語をほとんど意識せずに検索していることから<em>OPAC の主題検索に困難さを感じている</em>ことが示されている。</p>
<p>Fast ら(2005)の学部学生と大学院生を対象とした調査では、被験者はWeb の探索結果には検索質問とは無関係で曖昧な情報が多く含まれること、それに対しOPAC では系統だった情報探索が可能であると認識していながらも、<em>探索方法の簡便さからサーチエンジンを好む傾向がある</em>ことが報告されている。</p>
<p>サーチエンジンの検索に慣れた利用者に対し、<em>OPAC の主題探索機能が限界を示していることは明らか</em>である。</p>
<p class="citation"><a href="http://pdf.openvista.jp/view/http://libst.nul.nagoya-u.ac.jp/pdf/annals_05_08.pdf#p3" title="種市淳子, 逸村裕「エンドユーザーのWeb探索行動：短期大学生の実験調査にもとづく情報評価モデルの構築」『Library and Information Science』No.55，2006，p.59."><cite>種市淳子, 逸村裕「エンドユーザーのWeb探索行動：短期大学生の実験調査にもとづく情報評価モデルの構築」『Library and Information Science』No.55，2006，p.59.</cite></a><span class="weaken">（強調は私によるもの）</span></p>
</blockquote>
<p>もちろん、テストにあるようにレビューや件名などからキーワードを探してもらうというのも一つの手でしょうが、それは不確実だと思います。それに、今回は具体的な作品があってそこを手がかりに検索できたから良かったですが、そうでない場合、疑問をなんとか統制語に変えるってのは結構しんどい作業だと思うのです。だけれども、考えを深める上で避けては通れない行程の一つだとも思うわけで。</p>
<p>そんなわけで、こういうOPACとGoogle<span class="weaken">（またはYahoo!）</span>を併用せざるを得ないのって非効率だし不確実だよね、というのが今回彼女の行動を観察した中で思ったことで、OPACだけでどうにかしたいなと思うわけです。</p>
<p>でも、ここまでお読みになった方は既にお気づきになった通り、これは<em>ツールの向き不向き</em>が大きく関わっています。つまり、ウェブの検索システムはキーワードがわかっている場合にそのトピックに書かれているものを探すのは結構得意ですが、「具体的だけどそうであるがゆえに曖昧な疑問」を「キーワード」にする（＝自然語を統制語に変換する）のはすごく向いていないわけです。逆に、司書さん（レファレンス）や先生に適当な本がないか尋ねてみれば、こういうのは大抵はすぐに解決できるでしょう。ただ、このアナログとデジタルをどうにかして結びつけられないかとも思うわけです。</p>
<h3 id="tbd0123">どう解決するか</h3>
<h4 id="t5e6514">案1：司書さんを召還する</h4>
<p>そういう文脈から出てきているものかどうかわかりませんが、図書館にはデジタル・レファレンスサービスというものがあります。図書館に行って司書さんに疑問を聞くのがアナログ・レファレンスサービスなら、司書さんにメールを送ったり、図書館のウェブサイトを介したりして聞くのがデジタル・レファレンスサービスですね。教えて! gooやYahoo知恵袋の答える人が全員司書さんだと思ってもらってよいです。</p>
<p>この<a href="http://pdf.openvista.jp/view/http://libst.nul.nagoya-u.ac.jp/pdf/annals_02_63-70.pdf#p3">デジタル・レファレンスサービスの実施状況について調査した研究</a>では、だいたい2/3くらいの大学図書館がデジタル・レファレンスサービスを提供していて、以下のように主にメールを用いて受け付けているようです。ただ個人的には、Eメールは結構敷居の高い手段だなと思っているので<span class="weaken">（フォームが用意されていればテンプレートに従って書いていけばよいですが、メールってそういうテンプレートがないですからね）</span>、僕も疑問に思っている事があるときにそういうサービスの存在を知ってもやっぱり使わないんじゃないかと思います。</p>
<table summary="デジタル・レファレンスサービスに使用しているツール">
<thead>
<tr>
<th>項目</th>
<th>回答数</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>Eメール(E-mail)</td>
<td>247</td>
</tr>
<tr>
<td>ウェブフォーム(Web form)</td>
<td>81</td>
</tr>
<tr>
<td>チャット(Chat)</td>
<td>3</td>
</tr>
<tr>
<td>ビデオ会議、テレビ電話など</td>
<td>4</td>
</tr>
<tr>
<td>掲示板(BBS)</td>
<td>23</td>
</tr>
<tr>
<td>その他</td>
<td>2</td>
</tr>
<tr>
<td>全体</td>
<td>360</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>で、このデジタル・レファレンスサービスをOPACに組み込んでみてはどうかと思うんです。発想は<a href="http://note.openvista.jp/2008/opac-result-with-path-finder-data/">OPACとパスファインダーを結びつける</a>のに似たようなもんですね。</p>
<p>この組み込むというのは2つあって、</p>
<ol>
<li>各図書館が受けたレファレンスの内容をウェブ上のデータベースにストックし、OPAC上から検索できるようにする</li>
<li>OPAC上からデジタル・レファレンスサービスが利用できるようにする</li>
</ol>
<p>です。要するに教えて! goo 図書館版を検索画面に組み込む感じですね。</p>
<p>ちょっとどう実装すればよいかという話をしてみると、(1) については、国立国会図書館が<a href="http://www.ndl.go.jp/jp/library/collabo-ref.html">レファレンス協同データベース事業</a>というのをやっていて、これが参考になると思います。これは各図書館<span class="weaken">（2008年2月時点で478館）</span>でのレファレンス事例などを集めて、それを検索できるようにデータベース化したサイトです。<a href="http://porta.ndl.go.jp/wiki/Wiki.jsp?page=%E5%A4%96%E9%83%A8%E6%8F%90%E4%BE%9B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6">PORTA API</a>を通じて、一般の開発者が検索結果を利用することもできますから<span class="weaken">（プログラミング技術さえあれば）</span>組み込むのはそれほど難しくありません。ただ、このデータベースの検索はやはりキーワード検索で行っているわけですから、自然言語検索に対応するか、データの母数が増えないことには実用的ではないかもしれませんね。</p>
<p>(2) については、検索画面トップにフォームを組み込むにしても、そもそもデジタルレファレンスサービスがされていなければ話になりませんから、できるだけ各図書館がそれを始めるコストが低い方がいいですよね。各OPACベンダーがゼロからシステムを作っていると難しいので、先のレファレンス協同データベースを共通窓口にして、図書館はOPACにコードを埋め込むだけでオッケーみたいなのがよいかもしれません。</p>
<h4 id="t16d288">案2：疑問に対応した分野を広くブラウジングできるようにする</h4>
<p>「ブラウジング」というのは、例えばゆとり教育に対して意見している本がないか棚にある本のタイトルを眺めながら探すとか、レポートに書くテーマを決めるために書架を眺めながら検討していくとかそういう曖昧なリクエストを解決するために行う行動を言います。</p>
<p class="aside">
<a href="http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN00003152-00000049-0001">ブラウジングの定義についての研究</a>では、正確には「ブラウジングは、出会わなければ必要か判断できない情報を含む、曖昧さを持つ情報要求を満たすため、何らかの期待を抱きながら、利用できる感覚全てを用いて広範で多量な情報源から何らかの基準で必要なものを選び取る情報獲得の一手段である」と定義されています。まぁ、正確なんだけど長いですね…
</p>
<p>今回のOPACのユーザ調査でも、OPACで本を探さずに図書館の本棚に直接向かう人も割といる（特に1年生に多い）とわかっていて、それは先のように曖昧な疑問ってOPACじゃ探しにくいよねというの他に、ブラウジングだと<span class="weaken">（定義からしてですが）</span>そういうリクエストに応えやすいからでしょう。</p>
<p>このブラウジングをインターネット上で実現しようとする場合、二つのアプローチがあると思います。</p>
<ol>
<li>NDC十進分類法のような書誌カテゴリから自分の疑問にあてはまりそうだなと思われる分野を選んでもらい、その分野の棚を視覚化し表示する方法</li>
<li>OPACの検索結果から最も重なりが大きい分野の棚を視覚化し表示する方法</li>
</ol>
<p class="right-box"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/mapping4.png" alt="本の構造化イメージ1" title="本の構造化イメージ1"></p>
<p>(1) はYahoo!ディレクトリから目的のサイトを見つけるような感じでしょうか。「これは大学教育に関する問題かな」と思って、「社会科学→教育→大学、高等・専門教育、学術行政」と順々に進んでいって、その「大学、高等・専門教育、学術行政」の棚にある本を一覧してもらうと。写真は<a href="http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/#t0521a4">前に書いた記事で使ったもの</a>ですが、この考え方はそれと一緒ですね。</p>
<p>(2) はOPACであるキーワードに対する検索結果が出てきて、例えばそれらが大学教育に関する本が70%、教育行政に関する本が20%、地域社会学に関する本が10%あったとして、この場合大学教育に関する本が一番多いから大学教育に関する本棚を<br />
検索結果の隅に表示するとかでしょうか。</p>
<p>ただこれらのアプローチには、<em>自分があてはまると思っている分野しかブラウジングできない</em>、という大きな問題があります。つまり「これは教育問題でこの辺にあるかな」と思っているとそこしか探せないわけで、「先生に聞いてみると実は経済学の問題が深く絡んでたんです」なんて気づきがこのアプローチでは得にくいわけです。そんなわけで、この問題を解決する手段としては補助的なものかもしれません。</p>
<h4 id="t9710d4">案3：連想検索を利用する</h4>
<p>連想検索はその名の通り、あるキーワードから連想される資料を見つける検索方法のことです。こと図書検索については<a href="http://webcatplus.nii.ac.jp/assoc.cgi">Webcat Plus 連想検索</a>が割と知られています。</p>
<p>僕もたまに使ってみるんですが、うまく行くときとうまく行かないときがあって、そんなに頼れる感じではないかなと思っています（主観ですが）。</p>
<p>検索例として、「ちびくろサンボは本の内容・意図とは別に存在する社会的な偏見・差別により絶版となってしまったが、そのような問題について扱っている文献について知りたい」と入れて検索してみると、結果はちびくろサンボに関する文献に偏りがちではあるものの<a href="http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?hdn_if_lang=jpn&amp;txt_docid=NCID:BN11390842">『ことばと差別 : 本の絶版を主張する理由(ワケ) 』</a>というなかなか役立ちそうな文献が引っかかりました。かと思えば、「地域社会において子供の遊ぶ場所が施設管理上の問題から年々無くなってきており、子供が健全に発達していくという点から問題視されることについて扱っている文献を知りたい」と入れて検索してみると、テーマとは関係ないような文献しか出てきませんでした。</p>
<p>これはソフトウェアの精度の問題というよりも、利用者による検索語の表現方法の問題だと思います。思っていることを話すのと検索窓に入力するのとはコストが全く異なりますし、前者は明確にキーワードがポンポン出てくるわけではないですから、司書さんに人力逆引きしてもらうようなアナログな探し方が今のところ不可欠ではないかと。</p>
<h3 id="t32694f">まとめ</h3>
<p>ちょっと長くなってしまいましたが、今のところ機械的な操作ではこの問題を解決することは難しいわけで、デジタルレファレンスサービスをOPAC内に組み込むというアナログ融合型の方法が一番有効ではないでしょうか。</p>
<ol class="footnotes"><li id="footnote_0_1114" class="footnote">つまり、ゴールは「この本を読んだら、問題がはっきり（または解決）しそう！」と思ってもらうこと</li><li id="footnote_1_1114" class="footnote">今回は思考発話法、つまりテストの最中に考えていることを口に出しながらやってもらうテストを行いました</li><li id="footnote_2_1114" class="footnote">もちろん書籍の中身についてはまだほとんどウェブに出ていませんから、もしかしたら書籍の方が圧倒的に豊富なのかもしれません</li></ol>]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://note.openvista.jp/2009/how-to-find-keyword-of-my-thought/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>2</slash:comments>
		<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://note.openvista.jp/2009/how-to-find-keyword-of-my-thought/" />
	</item>
		<item>
		<title>図書館OPACにおける蔵書検索結果の構造化・視覚化について：Making OPAC 2.0</title>
		<link>http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/</link>
		<comments>http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 28 Nov 2008 13:16:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leva</dc:creator>
				<category><![CDATA[図書館]]></category>
		<category><![CDATA[情報の設計]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://note.openvista.jp/?p=1073</guid>
		<description><![CDATA[図書館OPACにおける検索結果をいかに構造化&#038;視覚化して、利用者にわかりやすい形で届けるかというのを、東大の小宮山総長の講義を見ながら考えてみた]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>せっかく、<a href="http://note.openvista.jp/2008/ipa-youth-entry/" title="「本の検索システム」を未踏ユースに応募してみた：Making OPAC 2.0">未踏ユース</a>の話をしたんですから、実現可能性を勘案しながらのせせこましい話じゃなくて、もうちょっと大きなことも考えてみましょう。</p>
<p>で、今回書こうと思うのは、図書館の持つ知の集合体としての蔵書群をいかに構造化して利用者に届けるかという話です。</p>
<div class="toc">
<ol>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/#t5c3151">東大の学術俯瞰講義から</a></p>
<ol>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/#t595440">学問状況の混沌</a></li>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/#t9862d1">知の構造化</a>
<ol>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/#t0fa0d9">全体像を捉える</a></li>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/#tac116a">全体像の中での詳細像を捉える</a></li>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/#t3074d7">分野同士を合成する</a></li>
</ol>
</li>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/#t810c85">視覚化による知識表現</a></li>
</ol>
</li>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/#tcd30bc">蔵書群の構造化</a>
<ol>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/#t0521a4">視覚化例：Googleマップのメタファを用いた蔵書のマッピング手法</a></li>
</ol>
</li>
</ol>
</div>
<h3 id="t5c3151">東大の学術俯瞰講義から</h3>
<p>これを考えるきっかけになったのは、東大がオンラインで公開している<a href="http://www.gfk.c.u-tokyo.ac.jp/archivesTop.html" title="学術俯瞰講義：アーカイブ　ホームページ">学術俯瞰講義</a>で、これは大学1,2年生が各々の領域だけでなく、学問領域の全体像を捉えてもらう<span class="weaken">（俯瞰する）</span>ための講義を録画して無料で公開しているというものです。</p>
<p>で、今回聴いたのは<a href="http://ocw.u-tokyo.ac.jp/courselist/504.html?teachcat=2" title="UT OpenCourseWare">現総長の小宮山さんの講義</a>（<a href="http://pdf.openvista.jp/view/http://ocw.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/lecture-notes/GF_07/01komiyama.pdf#p27" title="01komiyama.pdf - PDFリーダ">資料はこちら</a>）で、これがなかなかいい講義でした。もちろん無料で公開されているので見てもらってもいいんですが<span class="weaken">（<a href="http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=275343660">Podcastでも聴けます</a>）</span>、内容で必要なところをかいつまんで説明するとこんな感じです（説明のために何点か図を引用させていただきます。あと、ある程度語弊を恐れず自分の言葉に言い換えているので、小宮山さんの言いたいこととは違ってきている可能性もあることを考慮してください）</p>
<h4 id="t595440">学問状況の混沌</h4>
<p>まず、既存の学問の状況が混沌としてきているのではないかと。</p>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p41.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p41-300x225.png" alt="既存の混沌とした学問状況" title="既存の混沌とした学問状況" /></a></p>
<p>各研究者が専門分化して自分の分野を掘り下げた結果、知識は爆発的に増えたんだけど、みんながみんな狭い分野の狭い専門家になって、知の断片化が進んでしまったと<sup>1</sup> 。つまり、その全体像を捉えられるような人がいなくなっちゃったんじゃないかと言うのです。</p>
<p>ちなみに、ここにある「意外な発見」というのは先のシステムのテーマとも関わる部分で、結構面白いんですが、今回の論旨とは微妙に外れるんで省きます 。</p>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p51.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p51-300x216.png" alt="1900年における人間の光合成の知識レベル" title="1900年における人間の光合成の知識レベル" /></a></p>
<p>例えば、1900年の光合成の知識はこんな単純だったんですが</p>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p6.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p6-300x286.png" alt="知識の爆発" title="知識の爆発" /></a></p>
<p>今はこんな複雑になっていると。この赤い点々をそれぞれ研究している人がいるんだけど、それを把握する監督がいない状況なんですね。</p>
<p>現実にそういう状況が見て取れる具体例があります。例えば、コンピュータの2000年問題がありましたが、この問題の子細を総合して「これは大丈夫だ」と言えた人は一人もいなかったのだと。例えば、ある社会心理学をテーマにした雑誌を作っているところが、12のジャーナルから3年以内に投稿された38の論文を選んでそこに再投稿したところ、38のうち35までが再投稿と気づかずに査読を通しちゃったと。</p>
<h4 id="t9862d1">知の構造化</h4>
<p>この混沌とした状況の中で、複合的なアプローチが求められる医療問題、エネルギー問題、環境問題を考えることはできるのか<sup>2</sup> 。この中で、知をちゃんと活用していくためにはそれらをきちんと構造化してやらないといけない。それで、この知の構造化にはいろんなイメージがあり、今回は3つ挙げてらっしゃいました。</p>
<h5 id="t0fa0d9">全体像を捉える</h5>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p15.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p15-300x217.png" alt="知の構造化のイメージ1：全体像を捉える" title="知の構造化のイメージ1：全体像を捉える" /></a></p>
<p>まず、学問領域の全体像を捉えるという構造化があります。例えば、この図は理科系の学問にあてはめやすい図らしいんですが、まずなんらかの原理<span class="weaken">（量子力学とかそれをある種の条件で簡単化したニュートン力学とか）</span>があって、それを利用した基礎や応用<span class="weaken">（ニュートンの運動法則から導出できる<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%93%E3%82%A8-%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F" title="ナビエ-ストークス方程式 - Wikipedia">ナビエ=ストークス方程式</a>は海の流れを説明することが出来、天気予報に応用される）</span>があると。このような整理・構造化を各事象、例えば環境問題の中ではどのような知識がどのように関係しているのかということを理解するために行うと。</p>
<h5 id="tac116a">全体像の中での詳細像を捉える</h5>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p16.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p16-300x225.png" alt="知の構造化のイメージ2：全体像における詳細像" title="知の構造化のイメージ2：全体像における詳細像" /></a></p>
<p>次に、この俯瞰をした中で、今自分はどういう領域を研究しているのかを把握するために詳細図を描きます。</p>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p17.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p17-300x264.png" alt="体重調整のフィードバック系" title="体重調整のフィードバック系" /></a></p>
<p><span class="weaken"><cite>出典：<a href="http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4535982236/ref=nosim/openvista-22">西村 肇『ゲノム医学入門』</a></cite></span></p>
<p>例えば、人間の体重を調整するための仕組みはだいたいこうなってます。食べ過ぎて体重が増えると、肥満信号が出て、それを受け取った脳下垂体が食欲を抑制する信号を出して‥という形で太りすぎないように出来ているのですね（これが壊れちゃうと肥満を起こしてしまう）</p>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p18.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p18-300x216.png" alt="体重調整のフィードバック系における部分像" title="体重調整のフィードバック系における部分像" /></a></p>
<p><span class="weaken"><cite>出典：<a href="http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4535982236/ref=nosim/openvista-22">西村 肇『ゲノム医学入門』</a></cite></span></p>
<p>この中で、赤い線分をより詳細にしてみるとこうなります。講義ではちゃんと説明しているんですが、この図の説明はここではしません。それで、例えばこの「メラノコルチンレセプター」の研究をしていても、そのまま研究内容を言ったのでは誰もわかってくれない。じゃあ、これは「人間に自分の体を正常に動かすためのいろんな仕組みがあって、例えばその中に体重の制御をする仕組みもある。その中で肥満を抑えるための仕組みの中で‥（中略）‥という役割をするのがメラノコルチンレセプターというもので、それを今研究しているんです」という形で言うことで初めて共有可能な知識になるんですね。</p>
<p>ここでは、詳細像そのものではなく、全体像の中での詳細像という流れがこの構造化をするにあたって重要になります。</p>
<h5 id="t3074d7">分野同士を合成する</h5>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p19.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p19-300x225.png" alt="知の構造化のイメージ3：分野の合成" title="知の構造化のイメージ3：分野の合成" /></a></p>
<p>そして、このような構造化を行った上で、異分野の知識を合成することで、新たな知を生み出すことができると。</p>
<p>例えば、小宮山さんは農学における生態学が結構専門分野と近いらしいんですが、文学の環境倫理学、数理の数学<sup>3</sup> 、実はこれらの分野は「自然や文化の多様性」という観点からは、かなり重なるところがあって、一つのテーマ「多様性学」というところから合成してみてみると、これは一つの新たな知として構造化できて面白いことになるのですね。</p>
<p>それが隣の研究室が何をしてるのかわからない状況じゃどうしようもない。だからこそ、分野の合成というものが必要になってくるのだと。</p>
<h4 id="t810c85">視覚化による知識表現</h4>
<p>そして知識の構造化とともに重要なのが知識の表現方法で、情報技術によってその表現が言葉だけでなくて、シミュレーションや視覚化まで可能になってきたと。</p>
<p>例えば、ガンを抑制するメカニズムを説明しようとして</p>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p23.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p23-300x225.png" alt="ヒトゲノムのシミュレーション" title="ヒトゲノムのシミュレーション" /></a></p>
<p>こんなものを出されると、わからない人には眠くなっちゃいますが、</p>
<dl class="video flv" id="video-genome_simulation" style="width: 260px;">
<dt style="width:148px;"><a href="#video-genome_simulation">ヒトゲノムのシミュレーション</a></dt>
<dd style="height:114px;"><object data="http://note.openvista.jp/wp-content/themes/cielo/module/flvplayer.swf?file=http://note.openvista.jp/download/movie/genome_simulation.mp4" type="application/x-shockwave-flash" width="260" height="114"><param name="movie" value="http://note.openvista.jp/wp-content/themes/cielo/module/flvplayer.swf?file=http://note.openvista.jp/download/movie/genome_simulation.mp4" /><param name="allowfullscreen" value="true" /></object></dd>
</dl>
<p>こういう風に分子構造を視覚化することで、「この分子構造のこの部分に薬がこうスポッと入ることで、悪いものが入れなくなってガンが抑制されるんだよ」と実感できる形でわかりやすく説明することが出来るわけです。</p>
<h3 id="tcd30bc">蔵書群の構造化</h3>
<p>で、えーと、全然かいつまんでねーよという感じだったんですが、この講義を説明することで何が言いたいかというと、この構造化の手法を図書館OPACにも持ち込めないかと言うことです。</p>
<p>学問の断片化と並行して、テキストの断片化も進みつつあるといえるでしょう。そして、現状の文字情報が並んだOPACは、そうした構造がさらに読み取りにくくなっているのではないでしょうか。</p>
<p><a href="http://note.openvista.jp/2008/support-theme-mapping-on-opac/" title="検索語に関する本だけでなく、検索語のテーマそのものもわかるOPACへ：Making OPAC 2.0">検索語のテーマ理解も図れるOPACを</a>、で僕が言ったことはまさにこの構造化そのものです。</p>
<p>こうした構造化を図ることで、図書の各分野におけるマッピングが出来、テーマがあまりわかっていない人へのテーマ理解だけでなく、わかっている人にとっても「この分野にこういう本があったのか」「へー、この分野の本も意外と役立ちそう」など多くの発見を生むことが出来そうです。</p>
<h4 id="t0521a4">視覚化例：Googleマップのメタファを用いた蔵書のマッピング手法</h4>
<p>って言っても、これも言葉で表現しても伝わりにくいところですね。なんとか視覚化してみましょう。</p>
<p>そうですね。分類構造は、何でもいいんですが仮に<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8D%81%E9%80%B2%E5%88%86%E9%A1%9E%E6%B3%95#3.E9.A1.9E_.E7.A4.BE.E4.BC.9A.E7.A7.91.E5.AD.A6" title="日本十進分類法 - Wikipedia">日本十進分類法</a>（NDC）を用いることにしましょう。</p>
<p>例えば、僕は「教養教育」に興味があって、学部1,2回生の頃によく勉強していたんで、この「教養教育」で検索してみましょう。で、ここで得られた検索結果中の<em>蔵書を各学問分野にマッピング</em>してみるんです。 教養教育は高等教育の枠組みの中でよく語られるので、まず初期状態では焦点がNDC377の「大学、高等・専門教育、学術行政」に合った形になってます。</p>
<p><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/mapping4.png" alt="本の構造化イメージ1" title="本の構造化イメージ1" /></p>
<p>ただ、これは単に各分野に本をマッピングするだけではなくて、Googleマップの地図サイトのように分野を広げたり（NDCでより大きな分類に移行する）、狭めたり（より小さな分類に移行する）できると。</p>
<p>例えば、これをより大きな枠組みの中で捉えようと思って、スライダコントロールの[-]を押してみる。するとこんな感じに‥</p>
<p><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/mapping3.png" alt="本の構造化イメージ2" title="本の構造化イメージ2" /></p>
<p>「あれ、初中等教育関係の本にも教養教育に関する本があるんだ!」って感じでまた焦点を変えて、拡大していく‥っていうのを繰り返していくことで、分野横断的に知りたいことについての本が集まるという感じです。</p>
<p>実際には、NDC3桁目以降の分類をどうするか、分類方法は何を使うかと考えないといけないことはたくさんあるんですけどね。分類をより詳細にしたいのなら、「メラノコルチンレセプター」の説明で使ったような図を各所で使えばいいんですが、これができたら知の構造化はとっくに出来てると思うので、ちょっと現実味がなくなります。</p>
<p>まぁ、小宮山さんの言うような生態学と環境倫理学と数学を合成するなんてことを考えると<span class="weaken">（自分で作っておいて何ですが）</span>NDC分類がこの視覚化にそぐわないことは確かです。</p>
<p>OPACが検索語のテーマを自動で理解して、そのテーマにあらかじめ設定された細かい分類に各蔵書を当てはめる‥なんてことも理想としては考えられますし、小宮山さんの構造化手法により近いんですが、これはこれで現実的に考えると<span class="weaken">（検索語の解析はさておいて）</span>現在進行形で生成される知識をいかにその構造化された分類に反映させるかというなかなか難しい課題にぶちあたります。</p>
<p>ふむ、でもNDCでもひとまずは<em>本棚のメタファを再現する</em>ことになるわけで、それでもなかなか面白いかもしれません。</p>
<p>未踏ユースのシステムに活かせる部分はあるかなぁ‥。というかこのことも書けば良かったかな。</p>
<p><ins datetime="2008-11-29T13:40:12+09:00" class="block"></p>
<blockquote cite="http://b.hatena.ne.jp/myrmecoleon/20081129#bookmark-11033858" title="id:myrmecoleonさんのブックマーク">
<p>NDCを使っての知識の構造の視覚化ってまんま配架じゃ?</p>
<p class="citation"><a href="http://b.hatena.ne.jp/myrmecoleon/20081129#bookmark-11033858"><cite>id:myrmecoleonさんのブックマーク</cite></a></p>
</blockquote>
<p><q>まんま配架</q>ですね。配架の1書誌＝1分類という制限をデジタルの利点でもって乗り越えるなら、件名で分類する方法もありますが、個々の件名が独立しているので重層的な構造化がやりにくいかもしれません。ただ、件名の類似性を見て、例えばこの件名とこの件名は一緒に使われることが多いから似た件名なのだろうと判断してテーマ群を作って分類すれば、類似テーマを横断的に見る仕組みは出来ますね。</p>
<p>やっぱり、異分野合成は人間が主体的にやるか、事前に設計しておくかしかないのかな。<br />
</ins></p>
<p><amazon>4902444038</amazon></p>
<p><amazon>4873113784</amazon></p>
<ol class="footnotes"><li id="footnote_0_1073" class="footnote">社会学で言うとタコ壺化（丸山真男）、島宇宙化（宮代真司）ですかね</li><li id="footnote_1_1073" class="footnote">この文は僕の言葉</li><li id="footnote_2_1073" class="footnote">数式の安定性という観点からつなげていくそうですが‥</li></ol>]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/" />
	</item>
		<item>
		<title>検索語に関する本だけでなく、検索語のテーマそのものもわかるOPACへ：Making OPAC 2.0</title>
		<link>http://note.openvista.jp/2008/support-theme-mapping-on-opac/</link>
		<comments>http://note.openvista.jp/2008/support-theme-mapping-on-opac/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 27 Nov 2008 17:35:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leva</dc:creator>
				<category><![CDATA[ユーザビリティ]]></category>
		<category><![CDATA[図書館]]></category>
		<category><![CDATA[情報の設計]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://note.openvista.jp/?p=1062</guid>
		<description><![CDATA[図書館OPACは本の存在と位置というメタデータだけではなく、利用者がテーマ理解を求めていると思われる際にはそのために必要なデータを提示してみてはどうかという話]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://note.openvista.jp/2008/opac-result-with-path-finder-data/" title="OPAC（蔵書検索）の検索結果とパスファインダーを結びつけてみてはどうかな:Making OPAC 2.0">OPAC（蔵書検索）の検索結果とパスファインダーを結びつけてみてはどうかな</a>という記事では、「国際政治学」や「仏教」など比較的曖昧で抽象的な検索語を入力した場合には、利用者は入門書・概論書を求めているのではないかと考えて、その分野においてあらかじめ整理された関連資料リスト（=パスファインダー）を読んでもらうといいんじゃないかな、と書きました。</p>
<p>もうちょっと言い換えると、このような場合には相手は必ずしもそのテーマに関する本を見たいのではなくて、<em>そのテーマをばくっと理解したい</em>、つまりテーマの見取り図を描けるようになるというか、このテーマはこういう構図になっていて、こういう事が議論されてるんですよ<span class="weaken">（以後、これをテーマ理解と言います）</span>ということが知りたいのではないかと考えるわけです（仮説です）。</p>
<p>すると先の記事の潜在的な問題意識はこんな感じでしょう。利用者は結局何か問題を解決しに来ている（この場合だとテーマの理解）のだから、大学図書館の知のナビゲータ<sup>1</sup> であるところの蔵書検索システムが文字通り蔵書の存在と位置だけを示せば十分なのか、と。<em>求める情報そのものを提示してもよい</em>し、それができるシーンではそうすべきなんじゃないだろうかと。</p>
<p>で、あるならこの話はパスファインダーだけではなく、もうちょっとふくらみそうです。つまり、他のデータベース、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8" title="メインページ - Wikipedia">Wikipedia</a>のような百科事典では<span class="weaken">（信頼性の点から一歩引かないといけないものの）</span>テーマそのものに対する情報が入手できますし、<a href="http://shinshomap.info/" title="新書マップ~テーマで探す新書ガイド~">新書マップ</a>ではテーマを理解するのに役立つ新書群が一覧でき、どういうことをおさえると良いのかわかるようになっています。テーマ理解をした後では、検索語も「洗練」されてくるかもしれません。</p>
<dl>
<dt>検索語「ユーザビリティ」に関するデータベース検索結果</dt>
<dd><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/database.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/database-300x166.png" alt="学術データベース検索結果" title="学術データベース検索結果" /></a></dd>
</dl>
<p>なるほど、学術データベースサイトとの連携ってこういう時に必要なんですねー。いや、<a href="http://d.hatena.ne.jp/arg/20080211/1202657318" title="2008-02-04(Mon): 学術サイトのAPI開放は進むのか - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版">ARGの岡本さんも学術DBサイトのAPI公開を訴えて</a>いらっしゃるのですけど、その理由は<a href="http://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/49/11/49_632/_article/-char/ja/" title="JOHOKANRI : Vol. 49 (2006) , No. 11 p.632-643">論文</a>を読む限りは、ブログアカデミズム的なものを花開かせるために、という感じなんですよね。ただ、「でもブログってすごいマイノリティしか書いてないんじゃ‥」と思っていて、APIが公開されると何がうれしいのかってとこがなんかわかったようなわからんような感じだったんですよ。</p>
<p>一応、その何が嬉しいのかってのをまとめてみると2点あって、</p>
<ul>
<li>利用者のテーマ理解を助けようとする際に、単にそのテーマに関する本の存在（メタデータ）だけでなく、そのテーマに関する情報（データ）を直接扱いやすくなること</li>
<li>文献への接続点を増やして、より適切な文献をお薦めできる可能性を上げられること</li>
</ul>
<p>というところ。</p>
<p>やっぱり仮説ではありますが、大学生がレポートをGoogleで検索してコピペする行動原理も、本棚行くよりウェブ見た方が早いでしょというコスト意識から生じているのかもしれません。だとすると、テーマ理解を助ける側面もOPACに持たせることで、そうした大学生の脱落を防げるのかもしれないですね。</p>
<p class="aside">余談。学術データベースサイトって適当に使ってますけど、一般に想像されるようなテキストやPDFを扱っているところだけではなくて、<a href="http://gc.sfc.keio.ac.jp/">慶應SFC グローバルキャンパス</a>や<a href="http://todai.tv/contents/index3.php" title="東大.TV　コンテンツ一覧">東大.TV</a>のようなオンラインでの無料授業も同じくテーマ理解につながるという観点からその中に入れて良いと思っています。</p>
<ol class="footnotes"><li id="footnote_0_1062" class="footnote">一応、これに訊いてみろ的な存在なのだからそういうことになるでしょう</li></ol>]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://note.openvista.jp/2008/support-theme-mapping-on-opac/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>4</slash:comments>
		<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://note.openvista.jp/2008/support-theme-mapping-on-opac/" />
	</item>
		<item>
		<title>「本の検索システム」を未踏ユースに応募してみた：Making OPAC 2.0</title>
		<link>http://note.openvista.jp/2008/ipa-youth-entry/</link>
		<comments>http://note.openvista.jp/2008/ipa-youth-entry/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 27 Nov 2008 07:01:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leva</dc:creator>
				<category><![CDATA[ユーザビリティ]]></category>
		<category><![CDATA[図書館]]></category>
		<category><![CDATA[情報の設計]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://note.openvista.jp/?p=1047</guid>
		<description><![CDATA[IPAの2008年度下半期未踏ユースに応募してみました、理由と企画の簡単な説明。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>前々から水面下で進めていた<a href="http://note.openvista.jp/?s=Making+OPAC+2.0&amp;searchsubmit=%E6%A4%9C%E7%B4%A2" title="Making OPAC 2.0シリーズの記事一覧">次世代OPAC</a>、改め「本の検索システム」ですが、<a href="http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2008/2008_2/youth/koubo.html">IPAの未踏ユースという公募企画</a>に応募してみることにしました。おもしろ半分ではなく、一応ちゃんと理由がありまして‥</p>
<ul>
<li>卒論でいいところまで行けた気がする一方で、まだやりたいないところがあって開発に没頭したいのだけど、しょうもないバイト<sup>1</sup> とかで時間をつぶしたくない</li>
<li>他の人と交流することでもっと論を進めたい</li>
<li>自己満足じゃなくて実際に大学図書館の情報検索環境をなんとかしたい‥IPAによる広報効果に期待</li>
</ul>
<p>このあたりがどうもこの企画の趣旨ともずれてないというか、お互い幸せになれそうだったんで応募してみたというところです。それなりに書類作成にも時間かけましたよ。</p>
<p>で、企画なんですが、えーと、実際のテーマ詳細説明書はパブリックに出来ないところもあるんですが、だいたいどんなものを作るのかビジュアルでわかりやすく示したシートを作ったので、替わりにこちらをご覧ください。</p>
<h3 id="t9906c4">ページ一覧</h3>
<h4 id="t8bf80b">P1. 表紙</h4>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p1.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p1-217x300.png" alt="表紙" title="表紙" /></a></p>
<h4 id="t13706f">P2. 大学生の右腕になります</h4>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p2.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p2-217x300.png" alt="大学生の右腕になります" title="大学生の右腕になります" /></a></p>
<p>「大学図書館って確かにいい本はあるんだけど探すのが面倒で‥」<br />
そんなあなたのためにより使いやすい蔵書検索システムを考えました。本を探すときにあなたが考えていることをシステムに反映しました。例えば‥</p>
<ol>
<li>多くの利用者が選書の祭に出版年を判断基準の一つとしているので、出版年をベースに並び替え、わかりやすく表示しました</li>
<li>大きさや厚みって本を選ぶ上で意外と重要ですよね、なぜ今までウェブ上でわからなかったのでしょう?</li>
<li>検索キーワードだけだと検索結果もそれにあわせて平面的になりがち。検索語の連想検索結果も併せて表示しています</li>
<li>引用表記の仕方がわからない?大丈夫、システムが面倒を見ます</li>
</ol>
<h4 id="tacfaa6">P3. あなたが見ているものはウェブにありますか?</h4>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p3.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p3-217x300.png" alt="あなたが見ているものはウェブにありますか?" title="あなたが見ているものはウェブにありますか?" /></a></p>
<p>情報技術は、ぼくらが持てる情報を量的限界を飛躍的に伸ばしてくれました。しかし、ウェブであなたが必要としていた情報は本当に見つかったでしょうか?</p>
<p>例えば、図書館や書店に行った時に目的の本だけでなく、いろんな棚の本を読んでみて、違った切り口・着想から考えを捉え直してみる‥そんな発見を図書館の蔵書検索システムを使ったときに得られたでしょうか?</p>
<p>このシステムでは、そんなウェブが見失ったものを取り込んでみたいと思っています</p>
<h4 id="tdf70d4">P4. 蔵書検索システムではありません。問題解決サポートシステムです</h4>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p4.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p4-217x300.png" alt="蔵書検索システムではありません。問題解決サポートシステムです" title="蔵書検索システムではありません。問題解決サポートシステムです" /></a></p>
<p>あなたが本を探すのは、何らかの問題ー疑問、レポート..ーを解決したいからですよね。このシステムは単に図書館の本をご案内するのが目的ではありません。あなたの抱えている問題を解決するのが目的です。</p>
<p>ですから、まずテーマについて知らないという人のためには新書マップやWikipedia等の検索結果を見せますからそれを一通り読んでみてください。</p>
<p>もし、目的の本が見つかっても図書館に所蔵がないのであれば、<br />
確実に手に入れられるように近くの図書館や書店の所蔵をお調べしましょう。</p>
<h4 id="t8b2f02">P5. ひらめきは場所を選ばない。システムも場所を選ばない</h4>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p5.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/p5-217x300.png" alt="ひらめきは場所を選ばない。システムも場所を選ばない" title="ひらめきは場所を選ばない。システムも場所を選ばない" /></a></p>
<p>疑問やひらめきっていつも大学の中で出てくるわけではないですよね。たとえば駅のターミナルに降りたとき、友達の家で一緒に勉強しているときにふとあのテーマに関する本がないかな調べたくなったらどうしますか?</p>
<p>システムではGPSや地図情報などを活用しながら、いつでもどこでもひらめきを形に変えるお手伝いをしたいと考えています</p>
<h3 id="tb7dc11">申請概要</h3>
<h4 id="t6984ec">テーマのタイトル</h4>
<p>「大学での学習・研究活動を加速させる本の検索システム」</p>
<h4 id="t5e0408">テーマの説明</h4>
<p>大学図書館を対象にしたこの蔵書検索システムには、従来のそれにはない2点の特長があります。</p>
<p>まず1点目が高いユーザビリティです。大学図書館利用者（大学生など）が蔵書検索システムを使って本を探す際には、ある一定の行動パターンというものが観察できます。例えばそれは、ここ10年くらいに発行された本を探すとか、利用状況に応じて図書の形態（新書・ハードカバーなど）から図書を探したりであるというものです。</p>
<p>このシステムでは、そうした検索時の行動心理を把握し、分析後ニーズとして捉えた後に、設計とユーザテストによってその問題を解決するという人間中心設計の手法を用いて、システム全体のユーザビリティを向上していきたいと考えていきます。それにより、大学生が学術研究を進めていく上での「ひっかかり」を取り除き、積極的に学術研究を行っていくための環境を整備していくことを目的にしています。</p>
<p>2点目は、例えばあらかじめ借りる本の目星をつけていたけど、実際に本棚に行って様々な本を見るうちに目的の本以外から参考になる情報を得るように、アナログならではの発想性や一覧性をデジタルのウェブでも実現したいと考えています。それにより、一面的になりがちなキーワード検索の問題点を乗り越えることが目標です。</p>
<p>また、本プロジェクトでは蔵書検索システムそのものではなく、そのユーザインタフェイスを開発することになりますが、それにより大学図書館の導入上のリスク・コストを下げることで、現状の大学図書館の情報検索環境を実際に変革していくことを考えています。</p>
<h3 id="t0aca0e">Project Shizukuとの違い</h3>
<p>あなたが関係者の方<span class="weaken">（図書館情報学的な意味で）</span>であれば、昨年I期の未踏ユースで採択された通称<a href="http://www.shizuku.ac/" title="Project Shizuku ~次世代図書館情報システム~">Project Shizuku</a>と違いを気にかけておられるのではないかと思います。これについて、僕がテーマ提案書内で書いた説明ですがこんな感じです。</p>
<blockquote title="テーマ詳細説明書内でのProject Shizukuに関しての記述">
<p>このプロジェクトとShizukuとの違いは以下のような点です。</p>
<ol>
<li><em>ターゲット</em>の違い。Shizukuが学校図書館およびその生徒を対象にしているのに対して、当プロジェクトが大学図書館およびそれを利用する大学（院）生を対象にしている点</li>
<li><em>目的</em>の違い。Shizukuは『利用者に「他の利用者とのつながりを創る」機能を提供することでコミュニティを活性化する』ことを目的にしているのに対して、当プロジェクトは「大学（院）生の学術研究の環境を整備することで、彼ら自身に良書をたくさん読んで、社会への意見を養ってもらう」ことを目的にしている点</li>
<li><em>開発物</em>の違い。Shizukuは次世代図書館システムを制作しようとしたが、当プロジェクトは次世代図書館システムにおけるユーザインターフェイスを制作しようとしている点</li>
</ol>
<p>一方で共通点もあります。</p>
<ol>
<li><em>アナログの感覚をデジタルに復活させようとしている</em>点。既に述べましたが、例えば大きさ・厚みなどの本の物理的状態を示すことで、より直感的な選書が可能になります。仮想本棚の表示などアナログデータの視覚化という点ではShizukuと重なる点があり、日本十進分類法から隣にある本を表示する「おとなり本機能」など、利用者ニーズに合致する限りにおいて積極的に実現していきたいです。</li>
</ol>
</blockquote>
<p>応募する以上は採択されたいですが、採択されなくてもコメントをいただけるそうなので、まぁこれに関して少なくとも失敗はありません。自分がどれくらいの蛙なんかを知るのにもいい機会ですし。</p>
<p>えーと、いつものように何か思うところがあったら、気軽にコメントいただけると幸いです。</p>
<p><ins datetime="2008-12-13T00:08:18+09:00" class="block"><br />
1次選考通過者への通知期限が過ぎました‥どうやらPMのお眼鏡に適わなかった模様。</p>
<p>そうか、1次選考ではコメントがいただけないのですね‥残念。就職活動もそうですが、落選原因がわからないのは結構モチベーションが下がりますね<span class="weaken">（いちいちコメントしてると大変だし、一次落ちってのはその程度のものなんだけどね）</span>。</p>
<p>まぁ、どこが注目されてるか反応を見れたのでそれだけでも少しは収穫かな。プロジェクトはバイトと二足のわらじで頑張りますか。<br />
</ins></p>
<ol class="footnotes"><li id="footnote_0_1047" class="footnote">来年上京するための資金集め</li></ol>]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://note.openvista.jp/2008/ipa-youth-entry/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://note.openvista.jp/2008/ipa-youth-entry/" />
	</item>
		<item>
		<title>ウェブ上でよく出くわすあの光景って本当に「あるべき姿」なの？</title>
		<link>http://note.openvista.jp/2008/your-daily-web-has-a-lot-imploements/</link>
		<comments>http://note.openvista.jp/2008/your-daily-web-has-a-lot-imploements/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 20 Nov 2008 11:49:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leva</dc:creator>
				<category><![CDATA[ウェブはこうあってほしい論]]></category>
		<category><![CDATA[ユーザビリティ]]></category>
		<category><![CDATA[図書館]]></category>
		<category><![CDATA[情報の設計]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://note.openvista.jp/?p=998</guid>
		<description><![CDATA[ウェブを使っていると出くわすあの光景、制作者がテンプレートにするあのやり方って本当にそれでいいのか、ということを考えるために2つの具体例を挙げて考えます]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>ウェブ上でシステムやウェブサイトを作っていると、技術的な慣習というか、だいたいこうしてやってるよ、というのがありますよね。でも、それで本当にいいのかな、もっといいやり方があるんじゃないの?というのがこの記事の趣旨です。それを説明するために2つの例を挙げたいと思います。いつもながら少し長いですよ。</p>
<div class="toc">
<ol>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/your-daily-web-has-a-lot-imploements/#t179973">たとえばセッション切れ（タイムアウト）問題</a></p>
<ol>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/your-daily-web-has-a-lot-imploements/#tb161af">どう解決するか</a></li>
</ol>
</li>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/your-daily-web-has-a-lot-imploements/#tfb4b93">たとえば本の書影の表示方法</a>
<ol>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/your-daily-web-has-a-lot-imploements/#tbceccd">僕らは本棚からどういう情報を得ているのか</a></li>
</ol>
</li>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/your-daily-web-has-a-lot-imploements/#t77a0f5">編集後記</a></li>
</ol>
</div>
<h3 id="t179973">たとえばセッション切れ（タイムアウト）問題</h3>
<p class="right-box"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/session_timeout.png" alt="セッションタイムアウトの例" title="セッションタイムアウトの例" /></p>
<p>たとえば、ECサイトなどを作るときにはセッションを使いますよね。サーバ資源を有効に使うために、セッションの管理<span class="weaken">（保持しているセッションが多くなりすぎないためにセッションのタイムアウト処理をする）</span>というのもごく一般的にされていることでしょう。しかし、ここでの処理方法って本当に正しいんでしょうか<span class="weaken">（といっても、私個人がセッション処理を実装したことがないので、経験がない分誤りがあるかもしれません。その際はご指摘お願いします）</span></p>
<div class="aside">
このブログの読者にセッションを解説する意味もあまりないかと思いますが、自分の理解力を晒す意味で中学生でもわかるくらいにかみ砕いておこう<span class="weaken">（知っている人は読み飛ばしてください）</span>。</p>
<p>まず、ウェブ上で通信するときのお約束の一つとなっているHTTPは<a href="http://yohei-y.blogspot.com/2007/10/blog-post.html" title="yohei-y:weblog: ステートレスとは何か">ステートレス</a>、つまり何回かの通信を行っても各々の通信は独立していて、前にやったことを考慮しないという性質があるんですね。<a href="http://yohei-y.blogspot.com/2007/10/blog-post.html" title="yohei-y:weblog: ステートレスとは何か">先のリンク先のたとえ話</a>を借りるならば、ファーストフード店で注文するにしても、店員の記憶力が<span class="weaken">（直前に言ったことを覚えていないくらいに）</span>悪いので、逐一すべての注文内容を書いたメモを渡す必要があるというようなことです。</p>
<p>それで、その内容を書いたメモを「Cookie<span class="weaken">（クッキー）</span>」と呼んでいて、顧客番号がつけられて従業員カウンターに並べられています<span class="weaken">（牛丼チェーン店みたいですね）</span>。このときの顧客番号を「セッションID」と言い、お店での一連の流れ<span class="weaken">（牛丼屋で言えば注文してから、注文内容に応じたものを用意し（出てきたものを食べて）お金を払って、さようならまで）</span>を「セッション」と言います。</p>
<p>このときに同じお客さんの注文受付に何十分もかけていると、店が混雑して入りたい人が入れなくなるので、ある一定以上の時間を過ぎたら、お客さんに列の最後尾に回って注文をやり直してもらうようにします。この一定時間が短すぎると、逆にたとえば注文の途中で悩んでいる時に「お時間がきたので並び直してください」と言われるように、冷たいサービスになってしまいます。ウェブの話に言い換えると、セッションの有効期限を長くしすぎると、サーバの接続数<span class="weaken">（=店のキャパシティ）</span>が限界を超えて、サイトに接続できなくなるかもしれないですし、逆に短すぎるとじっくり買い物することができなくなります。</p>
<p>参考URL：<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF#.E3.82.BB.E3.83.83.E3.82.B7.E3.83.A7.E3.83.B3.E3.83.8F.E3.82.A4.E3.82.B8.E3.83.A3.E3.83.83.E3.82.AF" title="HTTP cookie - Wikipedia">HTTP cookie &#8211; Wikipedia</a>
</div>
<p>セッションタイムアウトの例は<a href="http://www.google.com/search?hl=ja&amp;safe=off&amp;q=%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3+%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88+%E8%B2%B7%E3%81%84%E7%89%A9+%E3%82%AB%E3%82%B4&amp;btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&amp;lr=lang_ja">Googleで検索してみる</a>といくつか見つけられます。これは、ウェブ上で買い物をしていて、ある程度の時間<span class="weaken">（30分にしているのをよく見かけます）</span>反応がないと、今までの買い物かごが空になり、初めからやり直さなければならなくなるということです。</p>
<p>このセッションタイムアウト処理は、上の解説でも話したように、現実的にも技術的にも妥当な慣習である気はするのですが、果たして本当にそうなのでしょうか。</p>
<p>まず、インターネットはセルフ・サービスなメディアなので、「客層」は<em>能動的</em>に動く人に偏りますよね<span class="weaken">（『<a href="http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4797333529/ref=nosim/openvista-22">ユーザ中心ウェブサイト戦略</a>』, p22あたり）</span>。ECサイト、つまりウェブ上の買い物では、カートに入れてすぐにレジに持っていくような人ばかりではなくて、<em>比較のために他の商品を見に行く</em>ような人も観察できるのではないかと思います<sup class="weaken">[要出展]</sup>。たとえば、Amazonで本を買うときにとりあえず精算の一歩手前まで来たけど、本当にこの本でいいのか、他にいい本がないのか、評判を検索してみたことはないでしょうか。</p>
<p>現実的には30分もカウンター前で精算を迷っていたら、「また後で」というのは至極当然ですが、<q cite="『ユーザ中心ウェブサイト戦略』, p42"><a href="http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4797333529/ref=nosim/openvista-22">遠慮不要</a></q>なウェブ上では精算前に30分検索していても、<em>特段おかしいとまでは言えない</em>でしょう。</p>
<p>30分後に比較が終わって商品をレジで精算しようとしたら、買い物かごが店員に撤去されていた。買い物かごがあった場所にはそれに加えて、「セッションの有効期限が切れました。買い物を始めからやり直してください」とのメモ書きが<sup>1</sup> 。現実の買い物よりもお客の流動性が高いウェブで、果たしてお客さんは買い物かごにまた商品をせっせと入れ直すのでしょうか。</p>
<h4 id="tb161af">どう解決するか</h4>
<p>私はこの状況を肯定できないので、解決策を考えます。セッションの有効期限を長くすると言うのはサーバの資源の問題もあって簡単に「サーバ増強で」ともいえないので、そうですね、お客さんが場を離れるときは、買い物かごに「ちょっとこの場を離れますが、購入を完全に諦めたわけではないので買い物かごはここに置いていてください」という<em>お取り置きカード</em>を置いてもらうのはどうでしょうか。</p>
<p>そうやって、明示的に購入する意志を表明してくれた利用者はセッションの有効期限を特別に長くしておきます。また、精算プロセス<span class="weaken">（発送情報の入力など）</span>に入っている利用者もセッションの有効期限を長くしておきます。エラーでブラウザが落ちる可能性も考慮して、そういう人は特別にブラウザが終了してもセッションが無効にならないようにしておく必要もあるでしょう。</p>
<p>要するに、どの人にも一律に○○分と設定するのではなく、その人の<em>サイト上での関わり具合によってセッションの有効期限を柔軟に設定する仕組みが必要</em>ではないかなと思います<span class="weaken">（こういう処理って一般的ですか?だとしたら恥ずかしいですが‥）</span>。</p>
<h3 id="tfb4b93">たとえば本の書影の表示方法</h3>
<p class="right-box"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/amazon_jacket_display.png" alt="Amazonでの検索結果における書影の表示" title="Amazonでの検索結果における書影の表示" /></p>
<p>Amazonをはじめ、オンライン書店では、本の書影（ジャケット画像）を表示するというのはごく一般的になりました。個人的な感覚としても、モバイル版オンライン書店ですら画像が出なかったら不思議に思うくらいになりました。</p>
<p>でも、この書影の表示方法ってこれがベストで、これ以上改善できるところはないかと言うと全然そうではないわけです。ちょっとそれを説明しましょう。</p>
<h4 id="tbceccd">僕らは本棚からどういう情報を得ているのか</h4>
<p>さて、ユーザビリティの経験則<span class="weaken">（ヒューリスティック）</span>として、<a href="http://www.bebit.co.jp/memo/2008/01/post_95.html" title="実際の大きさがイメージできる商品写真を置こう (ユーザビリティ実践メモ)">実際の大きさがイメージできる商品写真を置く</a>ということが言われます。リンク先の記事では、ECサイト訪問者が家具や家電の購入を検討する際に、その製品が家の中に置くことができるかイメージをつかみたいという背景心理があるので、実際に使われている様子など大きさをイメージできる写真を掲載するといいと仰っています。</p>
<p>それで、この場合は家具・家電が対象になっているんですが、これは本も同じだというか、よりそうした情報が重要になると思うんですね。なぜなら本の場合、判型や厚み（ページ数）により本の内容<span class="weaken">（難易度や目的など）</span>をある程度推定することができるからです。</p>
<p>えっと、論より証拠‥ですね。たとえば以下の2冊は高等教育に関する本<sup>2</sup> です。</p>
<ol>
<li><a href="http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4121017641/ref=nosim/openvista-22">潮木 守一『世界の大学危機―新しい大学像を求めて』</a></li>
<li><a href="http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4472403196/ref=nosim/openvista-22">荒井 克弘, 橋本 昭彦『高校と大学の接続―入試選抜から教育接続へ』</a></li>
</ol>
<p>これをまず単純に並べてみましょう。</p>
<p><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/display1.png" alt="単純に書影・書誌事項を並べた場合のイメージ" title="単純に書影・書誌事項を並べた場合のイメージ" /></p>
<p>次に、本の付随情報を書影画像に反映してみます。</p>
<p><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/display2.png" alt="上記に厚みや大きさなど現実的なイメージを与えた画像" title="上記に厚みや大きさなど現実的なイメージを与えた画像" /></p>
<p>前者と後者では、印象がだいぶ違うなと感じられたのでしたら、それは後者に本を選ぶときの重要な判断材料になりうる<span class="weaken">（と思われる）</span>ものを加えているからです。</p>
<p class="left-box"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/11/display3.png" alt="棚に上記の図書が並んでいる画像" title="棚に上記の図書が並んでいる画像" /></p>
<p>ちょっとこの写真を‥これは実際に棚に本を収めた写真なんですが、ここからどのような情報が読み取れるでしょうか。書名、著者名、出版社名、本の色、あるいは本の手触り‥もありますが、加えて、厚さ・高さ・書誌形態<span class="weaken">（文庫/新書/単行本、ソフトカバー/ハードカバー）</span>も読み取れるでしょう。</p>
<p>そしてこうした情報によって、その本での伝え方や書いてあることが難しいか簡単かがだいたい推定できるんですね。たとえば、新書なら極度にハードルは高く設定していない、逆に専門書ならある程度の前提知識を求められると思っているのではないでしょうか。実際に、大学生に伺ってみても、レポートの締め切りまで時間がないときは新書で適当な図書を探すなど、書誌形態で本を選ぶ傾向も見られました。ですから、上述した<em>本の大きさ、厚さ、書誌形態などの情報は本を選ぶ上で結構重要な情報で、そういう情報を半ば無意識的に本棚から得ている</em>んですね。</p>
<p>しかし、翻って先ほどの検索結果から、僕らはこうした情報を得られるでしょうか。書影画像はだいたい似たような高さで、ペラペラな画像として表現されています。もちろん、本の詳細（個別）画面からそれらを文字情報として確認することはできます。</p>
<p>しかし、であるよりも一覧画面でそれが確認できた方がより直感的なのは間違いないでしょう<span class="weaken">（それが現実の情報行動なのですから）</span>。現在制作中の<a href="http://note.openvista.jp/?s=Making%20OPAC%202.0" title="Making OPAC 2.0シリーズの記事一覧">図書館蔵書検索システム</a>では、こうした考察を反映したものにしています。</p>
<h3 id="t77a0f5">編集後記</h3>
<p>紙面の関係上<sup>3</sup> 、今回、いろいろ思った中の一例をまとめました。総じて、リアル店舗で行ったらハテナと思われるようなことが、ウェブ上ではほいほいまかり通っているのはいつも疑問に思います。</p>
<p>啓蒙というのは苦手なので<sup>4</sup> 、個人の考え方、あるいは「そうあってほしい論」にとどめますが、ウェブを作る人間としてウェブで何か作るにあたっては、そのサービスを利用する人がどういう人なのかを考えてサービスするのは当然として、加えて現実での類似行動に照らしてみて、おかしいところはないのか。またインターネットという媒体の性質を考慮すると、この行動は妥当といえるのか、をクリアにしてからだろうと思います（といっても、<a href="http://markezine.jp/article/detail/703">設計による解決策からじゃなく、使っている人の利用状況をきちんとわかってから</a>じゃないと=コミュニケーションを取る上で相手が誰なのか知ることが必要だろうと一応注釈しておきます）。</p>
<ol class="footnotes"><li id="footnote_0_998" class="footnote">図書館情報学をかじってない人に「機関リポジトリから論文をダウンロードできます」と言うようなものですね</li><li id="footnote_1_998" class="footnote">子細な分類になると全然違うんですが</li><li id="footnote_2_998" class="footnote">あんまり長いと誰も読まないので</li><li id="footnote_3_998" class="footnote">正確には啓蒙のやり方にもいろいろ方法があるんじゃないかということです</li></ol>]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>OPAC（蔵書検索）の検索結果とパスファインダーを結びつけてみてはどうかな:Making OPAC 2.0</title>
		<link>http://note.openvista.jp/2008/opac-result-with-path-finder-data/</link>
		<comments>http://note.openvista.jp/2008/opac-result-with-path-finder-data/#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 18 Oct 2008 18:18:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leva</dc:creator>
				<category><![CDATA[図書館]]></category>
		<category><![CDATA[情報の設計]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://note.openvista.jp/?p=918</guid>
		<description><![CDATA[OPAC(図書館蔵書検索)の検索語にパスファインダーに該当するトピックのキーワードがあるのならば、そのパスファインダーの文献を示してみてはどうかという提案]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>昨日は久々に大学図書館利用者<span class="weaken">(学生ですね)</span>のコンテキスト調査のインタビュー音声を聞き返していました。今回はその時のちょっとした発見について書いておきましょうか。</p>
<p>テスト・レポート期間中は大学図書館がよく使われる期間なので、そのことをよく伺うのです。レポートが出て図書館に行くにあたって、OPACで所在や棚の位置を調べるのですが、例えばこの時にOPACにどういう検索語を打ち込むのか。</p>
<p>課題書が決まっている場合はもちろんその書籍名を入れるのですが、「~について論ぜよ」という場合はその論題中に表れるキーワードや授業中にもらったプリントにあるキーワードを組み合わせて検索語を組み立てるようです。まぁここまでは皆さんもやっていることだと思います。</p>
<p>それで、たまにキーワードを1語だけ打ち込んで検索する場合もあるようです。例えば、キリスト教関係の授業なら「キリスト教」、国際政治関係の授業なら「国際政治」といった具合です。理由を聞いてみると、テーマが曖昧な場合や執筆者の自由になっている場合、<em>その分野の概論書を読んで、書くテーマを絞り込んだりしている</em>ようです。その分野についてもう一度復習する意味もあるのかもしれません<span class="weaken">(これは推測)</span>。</p>
<p>当然、こうした検索語に対する検索結果は<span class="weaken">(特に~学と付くような語であるほど)</span>4,5桁程度の膨大なものになり、人によっては選択肢が多すぎて戸惑ってしまうこともあって<span class="weaken">(OPACによっては検索件数が多すぎる場合検索を中止し、絞り込みを促すものもあります)</span>、いったん検索をやめて、その分野の棚に足を運んだり、プリントを見た上でキーワードを追加して絞り込んだりしているということです。</p>
<p>で、ここでなのですが、<em>利用者が概論書、入門書を求めているのだとしたら、そういった書籍を薦めてみる</em>といいのではないでしょうか。</p>
<p>図書館情報学では<q cite="http://www2.aasa.ac.jp/org/lib/j/netresource_j/pf_j.html" title="愛知淑徳大学 パスファインダー">特定のトピックや主題に関する資料・情報を収集する際に、図書館の提供できる関連資料のリスト</q>をパスファインダー(Path Finder)といいます。有名なものでは<a href="http://www.ndl.go.jp/jp/data/theme.html">国立国会図書</a>をはじめ、<a href="http://www.ndl.go.jp/jp/data/theme/pathfinderlinks.html">公共図書館</a>や大学図書館でもウェブ上にページが用意されています。つまるところ、各図書館が作ったテーマ別お勧め文献リストあるいはテーマ別の調べ方といっていいでしょう。</p>
<p>これらのページはほとんどの場合、独立したページとして作成されているのですが、情報は必要なときに密接にリンクされているほうがアクセスしやすくなるわけで、<em>OPACの検索結果のページにそのようなリストを表示する</em>ように設計するとよいでしょう。</p>
<p class="right-box"><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/10/imagine-search.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/10/imagine-search-200x123.png" alt="想の連想検索結果" title="想の連想検索結果" /></a></p>
<p>ちなみに、国立情報学研究所は<a href="http://shinshomap.info/">新書マップ</a>という新書パスファインダー的なサイトがあって、テーマ別にお薦めの新書がまとめられています。<a href="http://imagine.bookmap.info/imagine">想-IMAGINE Book Search</a>というサイトでは連想検索エンジンを活用した上で、この新書マップの検索結果を他の検索結果と合わせて表示していますが、このような解決方法も結構良いですね。</p>
<p>試しにこちらでも<a href="https://opac.seinan-gu.ac.jp/opac/disp-query?con1=0&amp;kywd1=%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E6%95%99&amp;disp=1&amp;key=B122435280504105">西南学院大学図書館のOPACで「キリスト教」を検索した場合</a>を少し手を加えたモックアップを挙げてみました。<a href="http://www.seinan-gu.ac.jp/library/portal/christ.html" title="西南学院大学図書館|キリスト教について調べる">同図書館のパスファインダー</a>と<a href="http://shinshomap.info/theme/christianity_primer.html">新書マップのキリスト教入門の項</a>の一部を単純に組み合わせたもので、構成の仕方にはまだまだ工夫の余地がありますが「どう調べたらよいか」「そもそも○○って何?」と困っている方には役立ちそうです。</p>
<p>ちなみに、多くのパスファインダーにはインターネット上の情報源もまとめられています。OPACで見つからない場合、ネットに頼る学生もいるのですが、そうした時のナビゲータになるかもしれませんね。</p>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/10/opac-result.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/10/opac-result-300x750.png" alt="OPACの検索結果(改造)" title="OPACの検索結果(改造)" /></a></p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://note.openvista.jp/2008/opac-result-with-path-finder-data/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>2</slash:comments>
		<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://note.openvista.jp/2008/opac-result-with-path-finder-data/" />
	</item>
		<item>
		<title>あるべきOPACのビジョンを決める：Making OPAC 2.0</title>
		<link>http://note.openvista.jp/2008/new-opac-vision/</link>
		<comments>http://note.openvista.jp/2008/new-opac-vision/#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 20 Sep 2008 22:00:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leva</dc:creator>
				<category><![CDATA[ウェブサービスの制作]]></category>
		<category><![CDATA[ウェブサービス論]]></category>
		<category><![CDATA[ユーザビリティ]]></category>
		<category><![CDATA[図書館]]></category>
		<category><![CDATA[社会語り]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://note.openvista.jp/?p=767</guid>
		<description><![CDATA[あるべき大学図書館の蔵書検索システムについて、現在ある問題をどういう風に解決して、それを使うことでどういう生活を実現したいのかということを書きました]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="toc">
<ol>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/new-opac-vision/#t01f493">目指すところは本のGoogle先生</a></li>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/new-opac-vision/#t4a4129">OPACの問題点</a>
<ol>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/new-opac-vision/#tbe7fa4">なぜOPACを問題にするのかーなぜ本を読むとよいのか</a></li>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/new-opac-vision/#te5606a">OPACのどこが問題か</a></li>
</ol>
</li>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/new-opac-vision/#t6157e9">プロジェクト定義</a></li>
</ol>
</div>
<p><amazon>9784797347104, caption</amazon></p>
<p>ご無沙汰になってしまいましたが、図書館の蔵書検索システムの話。<a href="http://note.openvista.jp/2008/what-is-next-generation-opac/">次世代OPACってなんだろう</a>という記事では、次世代OPACの機能要件を全集合として幾多挙げてみたのですが、もちろんこれを全部実装するというわけにはいきませんし、できません。</p>
<p>まず、そうした機能要件から出発するのではなく、現在のOPACの問題でどう解決したいかということをきちんと決めておかないといけません。このデザイン活動における問題の定義について、棚橋さんは『<a href="http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4797347104/ref=nosim/openvista-22">ペルソナ作って、それからどうするの?</a>』の中で、次のように書いています（p188-192.）。</p>
<ol>
<li>問題を発見し、それを解決することがデザイン活動の意義である以上、全てのデザインは問題を発見（=定義）することから始まる</li>
<li>ユーザビリティやユーザエクスペリエンスなど、ユーザ中心視点でデザインを行いたいならば、当然その問題も<span class="weaken">（資料請求数を増やすなどの）</span>ビジネス視点ではなく、ユーザ視点<span class="weaken">（=ユーザにとっての有用性<sup>1</sup> ）</span>で定義される必要がある</li>
<li>ユーザ視点で問題を定義するならば、当然問題はユーザの現実の生活や仕事の現場から見いださなくてはならない。</li>
<li>問題をどう定義するかは、哲学の問題。哲学とは人々の暮らしや仕事がどうあればよいか、どうあるのが望ましいか（=あるべき姿）についての考え。ユーザ視点での問題の定義にはこの哲学が必要となる。</li>
<li>このあるべき姿と今ある現実とのギャップを把握し、そのギャップを埋めるために必要となる具体策がビジョンとなる</li>
</ol>
<p>というわけで、前の記事とやや繰り返しのようになるところがあるかもしれませんが、私の考える「あるべき姿」を書いておきたいと思います。</p>
<h3 id="t01f493">目指すところは本のGoogle先生</h3>
<p>私達は本を探す手段はたくさん用意されています。つまり、地元の本屋さんや公共図書館、大学図書館、あるいはネット上の書店などいろんなところで本を手に入れることが出来るわけです。そして、そのいずれにおいても<span class="weaken">（部分的ではあるけども）</span>ネット上で在庫の有無が調べられるようになっています。</p>
<p>今は人間がOPACを探して在庫を調べたり、実際に足を運んでみたりして探しているわけだけど、これを機械が自動的に調べてくれればもっと早く目的の本が手に入れられるようになるのではないでしょうか。</p>
<p class="right-box"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/09/library-and-google.png" alt="図書館とGoogle" title="図書館とGoogle" /></p>
<p>求めている本の場合だけであればそれはちょっとしたスピードアップですが、それだけではなくて<em>現実の書店で本を探しているときに得られる発見</em>、「あれ、こんな本も出てるんだ、どんなのだろ」とか「これ知らなかったけど意外と良い本かも」といったような<em>検索志向だと見つからない発見も一緒に得られるような本のナビゲータ</em>、今風に言うなら本のGoogle先生<sup>2</sup> を作りたいと思っています。</p>
<p>本屋や図書館を足で回っていると前者のスピードはどうしても落ちてしまいますが先のように道草を食いながらの新たな発見があります。一方でオンラインでの本の検索では求めている本は瞬時に出せるけど、頭の中にある本以外は出てこないと言ったような<span class="weaken">（目先の効率性と発想力との）</span>トレードオフの問題が出てきます。</p>
<p>この両者をできるだけ犠牲にしないような「効率的な」<sup>3</sup> 本のナビゲータで、みなさんの血肉となっていくような（みなさんそれぞれの）よい本を見つけていってほしいと考えています。まとめて「よい読書生活をおくるためのツール」と言ってしまうとちょっと曖昧模糊となっちゃいますね。</p>
<h3 id="t4a4129">OPACの問題点</h3>
<h4 id="tbe7fa4">なぜOPACを問題にするのかーなぜ本を読むとよいのか</h4>
<p>はい。で、このあるべき姿を書いた次に、どうして大学図書館のOPACに焦点を当てるのか。それはもっと私が大学が本を読むいい機会だと考えていて、そのために<em>大学図書館のOPACをより便利なツールにしたい</em>と考えているからです。以下、少し長々とした理由になるので読みたい方は読んでください。</p>
<p>まず、大学というのは社会人になる一歩手前のモラトリアンが社会に対しての考えを固めるよい機会だと思います<sup>4</sup> 。高校までが正解探しゲームであるなら、大学以降は自分という文脈と目の前の問題から答え≠正解を導き出すことで自分の考えと考え方を固めていく時と行えるのではないかと思います。</p>
<p>しかし、<a href="http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2008/0809-1.html">NHKでも取り上げられた</a>レポートコピペ問題<sup>5</sup> を見るにつけ、考えること=面倒くさいという風潮が流布しているようにも思えます。</p>
<p class="right-box"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/09/cross-point.png" alt="光の交差" title="光が重なったところに新たな色が生まれるように、視点を組み合わせたところに新たな発見が生まれるわけです" /></p>
<p>考えるというのは確かに頭が疲れるという意味では面倒なことかもしれませんが、例えば考えること以外にもスポーツを続ける内にその上達のコツを発見したり、友達と映画を見た後に感想を話していると隠れた演出の意図を発見して感心したりと、新たに何かを発見することはなかなか面白いことです。ただ、その発見も<a href="http://gitanez.seesaa.net/article/77446131.html">記憶の引き出しがなければなかなか得にくい</a>ものです。</p>
<p>引き出しを増やすと言う意味では、ウェブにはいろんな知識が転がっています。が、それこそ同じ物が入っている引き出しを何度もつけてしまったり、引き出しがあっても中身がなかったりと広く引き出しを付けていくには向いていないかもしれません。一方で本を読むというのも一つの手段です。精神論や既知の事しか書いていない本でなければ、しっかりとした引き出しを作るよい手段になります。</p>
<p>えーと、読書に関する授業の小レポート<sup>6</sup> のようですが、要するに最初に言ったように本を読むためにもっとOPACが便利になったらいいなと言うことです。</p>
<h4 id="te5606a">OPACのどこが問題か</h4>
<p>私が問題だと思っている点は主に3つあります。</p>
<ol>
<li>検索が大学図書館内に閉じていること</li>
<li>検索結果に工夫が足りないこと</li>
<li>他のデータベースとのつながりが見られないこと</li>
</ol>
<p>まず1つにOPACが大学図書館内に閉じているというところです。未所蔵の場合、情報学研究所のデータベース（NACSIS Webcat）を使って他大学の所蔵を検索することは出来ますが、それも大学図書館に閉じています。利用者は図書館で入手したいのではなく、<em>本が入手できればよい</em>のですから、公共図書館や他の書店などにも<a href="http://note.openvista.jp/2008/what-is-next-generation-opac/#t734c51">手を伸ばしていくという方策</a>は当然考えられるはずです。</p>
<p class="information">考え方としては<a href="http://note.openvista.jp/2008/mediation-for-user-satisfaction/">誰がではなく、利用者の問題を解決することが第一</a>というのが元になっています</p>
<p>次に検索結果の表示にあまり工夫が見られないことです。私が一般の大学生をターゲットにして行った調査では、数多くの大学生は検索結果から目的の本をリストアップする過程において、<em>過去数年間に発行された資料・ページ数が厚すぎない資料を重点的にリストアップ</em>し、それ以外の資料を除外する傾向が見られます。それはそうした古い本はせっかくまとめられた内容も古く、現在にそぐわないこと<span class="weaken">（今では既に自明のことが扱われているなど）</span>があるからです。検索効率<sup>7</sup> を考えれば、読まれやすい本を上位に置いておくほうがよいでしょう<span class="weaken">（ちなみにこれ以外にも数多くの共通した検索行動やそれを裏打ちする心理が観察できるのですが、それはまた別の機会に）</span></p>
<p>3つめに問題だと思うのは新聞・雑誌記事データベースなどの大学生だからこそ使える有用なデータベースとのつながりがほとんど皆無であることです。例えば、比較的勉強方法に熟達している大学生を調査してみると、新しくまだ本にまとめられていないトピックについてはOPACにかけても検索結果が乏しいので代わりに雑誌・新聞記事データベースを使うといった<em>適材適所の使い分け</em>をうまく行っているのですが、そうしたデータベースの存在を知らず、右往左往している大学生が多くいるのもまた事実でした。そうしたデータベースを知らずとも、多くの学生はOPACは使うのですから、こういう問題は<em>OPACの設計次第で解決可能</em>なものです。ですから、「図書館利用教育」とか「情報リテラシー教育」という名目で曖昧にするのは危険なことだと感じます。</p>
<p>そして、先に書きましたが検索志向ゆえにおこる閉じた探索方法こそが第4の問題です。</p>
<p>さて、ここまで書いて気づいたのですが、OPACというのはOnline Public Access Catalogの略、すなわちオンライン公共蔵書目録のことです。私が蔵書に限らず、利用者の求めたい、求めているはずの本を見つける検索エンジンを志向するのならば、<em>それはもはやOPACではない</em>はずです（適した資料が図書館にあるとは限りませんから）。これからはOPAC 2.0などと流行言葉を使わず、本の検索エンジンと言ってしまった方がいいのかもしれませんね。</p>
<h3 id="t6157e9">プロジェクト定義</h3>
<p>さて、今回考えたことを、最後に先に挙げた棚橋さんの本の中で挙げられているプロジェクト定義書の例（p.198.）に従って、まとまったドキュメントにしておこうと思います（ちょっと論文調になりますよ）</p>
<dl>
<dt>プロジェクトの目的（哲学）</dt>
<dd>
<p>大学生が本の探索する過程においては、様々な問題が存在する。特に学生の資料検索の中心になっているであろうOPACには、ウェブ上の検索エンジンが日々改良されるのとは対照的に多くの課題が伺える。</p>
<p>具体的な問題の検討に移ろう。まず第一に検索の範囲は文字通り当該図書館内あるいは他の大学図書館になっているのだが、実際には本は書店など様々なところでも入手可能であり、彼らの情報探索ニーズを掴み損ねる危険性がある。第二に彼らの検索行動には新しく出版された本を重視するなど一定の行動パターンが観察できるが、現在のOPACには検索結果にはそうした工夫が活かされていないものが多い。第三に雑誌・新聞記事など大学では実際の資料にアクセスできる貴重なデータベースと接続しているだが、それは「使い分け」を知らない学生には手が届いていない現状があり、OPAC側での工夫が求められる。最後に現在のキーワード型検索自体の問題点として、指定したキーワードに関連した資料を得ることが難しく<sup>8</sup> 、情報探索の視点を広げていくような提案が必要である。</p>
<p>私はOPACのあるべき姿として、これらの問題を解決し、図書館に限らず目的としているような資料を効率的に探す手段にしたいと考えている。それにより、より時間を資料の検討に割いてもらい、彼らの血肉となるような本をより多く消化していってもらえるのではないかと考えている。</p>
<p>なお、このOPACは決して「勉強専用」のものではなく、小説やライトノベルなど広く彼らの読書生活をサポートするツールにしたいと考えている。</p>
</dd>
<dt>プロジェクトのゴール（ビジョン）</dt>
<dd>
<p>先に書いたように、OPACが脱OPAC<span class="weaken">（脱館内所蔵検索）</span>を志向しているならば当該図書館の本の貸し出し冊数や来館者数の増減でその成果を図ることは難しい。また、OPACへアクセスしたユニークユーザ数も比較する基準がなく、同様に難しく、仮に設定しても裏付けの薄い数値となり目安として意味のあるものとなるかは疑問である。</p>
<p>そこで今回は、幾人かに実際に課題を課した上で資料調査の手段としてOPACを使ってもらい、その場合と従来のOPACを用いた場合とを相互に主観的定量化を行ってもらう。そして、その値が従来のOPACを上回っているという条件をこのプロジェクトのひとまずのゴールとしたい。期間の都合上、正式な計測は難しいが、継続的に利用状況を伺っていきたいとも思っている。</p>
</dd>
<dt>ターゲットユーザ</dt>
<dd>
<p>大学生から大学院生。特にまだ図書館やOPACに比較的不慣れな大学1-2回生をより重視したい。</p>
<p>まず大学1-2回生の想定ユーザ像について。彼らは初年次教育によりレポートの書き方や調べ方など基礎的な図書館利用教育を受けているとは思うが、実際にはまだ数本のレポートをこなしたり、授業の参考にするためにOPACをたまに利用する程度であろう。よって、基礎的なOPACの使い方は習熟しているが、データベースの使い分けなどはまだ難しく、時にGoogleやYahoo!などの一般の検索エンジンを頼ってしまい、考えがなかなか深まらないことも多いと思われる。</p>
<p>次に大学3-4回生の想定ユーザ像について。演習科目などをこなす日々が続き、指導教授からの指導やまた蔵書検索での限界も感じていたこともあり、論文・雑誌記事データベースを使う癖が徐々に身についていくと考えられる。3回生がサークルの執行を行うところもあり、また就職活動も3回生の秋口から冬にかけて本格化することから、3-4回生の中頃においては本を読む機会が限られていくことが考えられる。逆に4回生は順調に就職活動を終えた者、および卒業論文制作を本格化する者が増えることから本を読む機会が増えていくものと考えられる。</p>
<p>最後に大学院生の想定ユーザ像について。大学教授にも共通することだが、その研究分野の棚に並んでいる本や著者は大方把握しており、OPACを書籍検索ツールとしてだけでなく、新しい本があるか検索するツールとしても利用していると考えられる。論文・新聞記事データベースは日常的に利用しているが、研究分野に従って特定のデータベースに偏っていることも考えられる。教授などから薦められた本を借りることが多い。</p>
</dd>
<dt>実現の方法</dt>
<dd>
<p>OPACのUIの開発および全国の図書館・書店を網羅するデータベース制作作業をPHP言語によって行う。その際、効率的な開発のためにフレームワークとして<a href="http://cakephp.jp/modules/newbb/">CakePHP</a>を採用する。</p>
<p>近隣の図書館蔵書の検索には<a href="http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/equalTop.html">Webcat Plus 一致検索</a>および独自に開発した図書館データベースを、書店の在庫検索には<a href="http://note.openvista.jp/2007/bookstore-stock-check/">書店在庫検索サービス</a>を利用する。また、発見を得るためには<a href="http://webcatplus-international.nii.ac.jp/assoc.cgi">Webcat Plus 連想検索</a>などの連想検索結果や<a href="http://imagine.bookmap.info/imagine">想-IMAGINE Book Search</a>などの複数の検索結果を比較検討する手法を検討したい。</p>
</dd>
<dt>制約条件</dt>
<dd>期間の都合上、実際のOPACシステムを作ることはできないので、OPACシステムを利用するUI部分を設計することになる</dd>
</dl>
<ol class="footnotes"><li id="footnote_0_767" class="footnote">ヤコブ・ニールセンのSmall usabilityに対置されるところのutility</li><li id="footnote_1_767" class="footnote">正確には目的としているものは雑誌かもしれないので文献のGoogle先生と言わないといけないんですが、響きで萎えちゃいます</li><li id="footnote_2_767" class="footnote">効率的とは早く目的の知識を探すことでは必ずしもないでしょう</li><li id="footnote_3_767" class="footnote">というのは大学を持ち上げすぎかもしれませんが、少なくとも私にとって大学以前と以後での社会観は大きく変わりました</li><li id="footnote_4_767" class="footnote"><a href="http://memo.openvista.jp/post/48256909">特集自体はあまりいいものとは思えません</a>でしたが</li><li id="footnote_5_767" class="footnote">コピペする人はこのブログのライセンスに従って、URLを入れておいてくださいね</li><li id="footnote_6_767" class="footnote">もちろん効率が全てではありませんが</li><li id="footnote_7_767" class="footnote">引用文献を根掘り葉掘り辿っていくなどある程度リテラシーのある学生においてはこの限りではないが、そうしたリテラシー教育をこの研究では前提にしない</li></ol>]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://note.openvista.jp/2008/new-opac-vision/feed/</wfw:commentRss>
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		<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://note.openvista.jp/2008/new-opac-vision/" />
	</item>
		<item>
		<title>書誌データとしての参考文献を</title>
		<link>http://note.openvista.jp/2008/reference-as-bibliographical-items/</link>
		<comments>http://note.openvista.jp/2008/reference-as-bibliographical-items/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 11 Jul 2008 08:30:26 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leva</dc:creator>
				<category><![CDATA[図書館]]></category>
		<category><![CDATA[情報の設計]]></category>

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		<description><![CDATA[参考文献が書誌データとして流通したら、内容を把握したり、類似したテーマを扱った別の本に飛んだりと結構役に立つものになるのでは]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p class="right-box"><a rel="lightbox" href="http://note.openvista.jp/download/2008/07/reference-link.png" title="参考文献の例（リンク）"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/07/reference.png" alt="参考文献の例" title="参考文献の例" width="217" height="400" /></a></p>
<p>参考文献というのは少し厚い単行本、場合によっては新書でさえ掲載されています。学術的には基本的に引用文献の列記として記述されるわけですが、そうでない場合にも文字通り本の執筆において参考になった本なども併せて掲載されていたりします。</p>
<p>これはネットで参考になった情報源や出典をハイパーリンクを使って記述するのに似ている気もしますね。ちょっと大仰に言えば、紙媒体における「つながり」を生む部分といえるかもしれません。実際、<a href="http://note.openvista.jp/?s=Making%20OPAC%202.0" title="Making OPAC 2.0シリーズの記事一覧">件のプロジェクト</a>のコンテキスト調査をしていても、テーマ別学習の際は、上級生<span class="weaken">（上回生）</span>ほど参考文献を芋づる式に辿ってそのテーマの本を幅広く読んでいました。</p>
<p>しかし、例えば機械可読の書誌データ<sup>1</sup> （＝本のメタデータ）である<a href="http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/jm.html" title="書誌データ作成ツール：JAPAN/MARCマニュアル・フォーマット | 国立国会図書館-National Diet Library">JAPAN/MARC</a>を見ても、参考文献は見あたりませんし<sup>2</sup> 、参考文献を示してくれる蔵書検索エンジンを僕は寡黙にしてみたことがありません（ご存じでしたら教えてください）</p>
<p>そのつながりを擬似的に作り出したのは、Amazonですが著者が挙げた参考文献と同じ人が一緒に買っている本は似て非なるものですね。</p>
<p>参考文献は時に、次の本に進むナビゲート役になったり、あるいはその本の内容をつかんだりできるわけですから、それが併記されていないのはもったいないなぁと思うわけです。蔵書検索で参考文献図書にリンクされるようになったら、本を選ぶ際に助かるじゃないかなと（<em>この本はこんな本を参考に書かれています</em>、とか？）</p>
<p>問題があるとしたら、参考文献が膨大な場合、書誌も膨大なものになってしまう<sup>3</sup> ことでしょうか。全ての書誌データフォーマットにこれが必要だとは思いませんが、そういう記述方法があってもいいと思います。</p>
<ol class="footnotes"><li id="footnote_0_503" class="footnote">正確には目録</li><li id="footnote_1_503" class="footnote">正確にはJAPAN/MARK(A) の 出典情報ブロックに標目形（＝資料のメインテーマ）を決めるためにわずかに出典情報が記述されている</li><li id="footnote_2_503" class="footnote">むろん、ISBNやNCIDなどの何らかの統一識別子で記述することになるでしょうが</li></ol>]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>誰がではなく、利用者の問題を解決することが第一</title>
		<link>http://note.openvista.jp/2008/mediation-for-user-satisfaction/</link>
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		<pubDate>Wed, 09 Jul 2008 17:10:58 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leva</dc:creator>
				<category><![CDATA[ウェブはこうあってほしい論]]></category>
		<category><![CDATA[ウェブデザイン]]></category>
		<category><![CDATA[ビジネス]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://note.openvista.jp/?p=499</guid>
		<description><![CDATA[自分達だけではお客さんの問題を解決できないなら、積極的に他の人に解決してもらうことも考えるべきじゃないかなという話]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>まず、ユーザは日々なんらかの問題を抱えていて、それをある時はウェブ上で解決しようとしています。それは例えば、</p>
<ol>
<li>辞書サービスで知らない単語を調べる<span class="weaken">（問題：単語の意味が不明）</span></li>
<li>オンライン書店で気になっている本を買う<span class="weaken">（問題：本を読むために手に入れたい）</span></li>
<li>鉄道会社のサイトで目的地まで鉄道やバスが通っているか路線図を見て調べる<span class="weaken">（問題：目的地まで電車・バスを使って移動したい）</span></li>
</ol>
<p>などといったことだったりするでしょう。そして、サービス提供する者（ここではサイト運営者）としてここで一番大切なことは、そうしたユーザの要求に<em>簡単にお手上げしてはいけない</em>ということです。なぜなら、それがユーザにとって自分のサイトが役立たずだったと宣言するようなことだからです。</p>
<p>ですから、ユーザ要求を自分達の持つリソースで解決できないのであれば、同業者へ橋渡ししてあげることも積極的に考慮すべきでしょう。先の例で言えば、</p>
<ol>
<li>「該当の単語は見つかりませんでした、キーワードを変えてください」と表示するかわりに、他の辞書サービスにディープリンクする</li>
<li>「該当の本は現在品切れ中です、しばらくお待ちください」と表示するかわりに、他のオンライン書店や図書館蔵書検索ページへディープリンクする</li>
<li>自分の鉄道だけでなく、他者の鉄道路線も併せて表示する</li>
</ol>
<p>という配慮が必要だと思います。</p>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/07/search-result-example.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/07/search-result-example-200x187.png" alt="今回の提案を考慮したgoo辞書での検索結果の一例" title="今回の提案を考慮したgoo辞書での検索結果の一例" width="200" height="187" /></a></p>
<p>利用者は何も、その辞書サービスを使いに来たわけでも、そのオンライン書店を使いに来たわけでも、○○バスに乗りたいわけでもなく、<em>単にその問題を解決したかった</em>だけです。あくまで「誰が」解決するべきではなく、「何を」解決するべきなのかを意識しないといけないのではないかなと。ですから、ただ第三者の便利なサービスを待つのではなく、まず自分たちがその要求、その期待に応えようとすることが大事だと思います。</p>
<p class="right-box"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/07/amazon-seller.png" alt="Amazonの販売画面" title="Amazonの販売画面" width="236" height="325" /></p>
<p>もちろん、他者に橋渡しする以前として自分たちのリソースをフルに活用する、活用できるようなサービスを展開するということは前提です。例えばAmazonは、新品だけでなく中古商品（マーケットプレイス）も併記することで、万一の在庫切れの際もできるだけユーザの期待を裏切らないようなサービス展開をしています。で、それでも解決できないようであればということを言っているわけです。</p>
<p>さてさて、などと言うと「行為それ自体としての正しさとビジネス上の正しさは違う」、つまり他社へ水を送るような事をやっていては市場経済で生き残れないよと批判されるかもしれませんが、まず誰に利益が行くかということよりもユーザの期待に応えて満足度を高めることを考えるべきだと思います。</p>
<p>サービス運営者が持つ資源が有限である以上、それで解決できる要求が限られてしまうのは致し方ないことですから<span class="weaken">（繰り返して言いますが）</span>その資源でできるだけ多くの要求に応えられるようにデザインした上で、それでも無理だった場合に他者に解決してもらうことも一緒に考えないといけないでしょう。つまり、誰に利益が行くかではなく、<em>お客さんの問題解決という期待に応えられるかどうかの方が重要</em>なわけです。</p>
<p>市場競争ではどうしても縄張り主義的に自分が出来ないことは知りませんよと言ってしまいがちですが、そこでお互いの渡り口を用意しておくことが各サービスの満足度、ひいてはその業界の満足度の向上につながるのではと思っています。</p>
<p>とはいえ、業界内で圧倒的なスケールメリットを持つ先行者がいて、かつ自分たちが何かに特化しているわけでもなく、その先行者と違っている特長があるわけでもない場合<sup>1</sup> は、最終的にそちらに依存している状況でしかないわけですから、そもそもそのままではサービスが長続きしないんじゃないかという意味から、この戦略を執るのは難しいと思います。その時はどうスケールを拡大すべきかとか、どう差別化すべきかとかをまず考えた方が良いでしょう。</p>
<p>さて、長い前振りみたいですが、これをふまえて試しにこのサイト内検索に結果が得られない場合に、同検索語でGoogle検索した結果を併記してみることにしました。これで解決できないこともあるでしょうけど、やらないよりかはだいぶマシかなと。もちろん、サイト内検索自体の精度も何とかしないといけませんけどね。</p>
<p>ところで前に提案した<a href="http://note.openvista.jp/2008/what-is-next-generation-opac/#t734c51" title="次世代OPACってなんだろう：Making OPAC 2.0 (4)">図書館と他書店・図書館・ウェブサービスとの連携案</a>なんかもこの文脈で言っていたことですね。ちなみにこちらのプロジェクトは今も継続中です。</p>
<ol class="footnotes"><li id="footnote_0_499" class="footnote">例えばビッダーズが検索結果にマッチする出品がない時にヤフーオークションの検索結果を表示したらそう思ってしまいます</li></ol>]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://note.openvista.jp/2008/mediation-for-user-satisfaction/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://note.openvista.jp/2008/mediation-for-user-satisfaction/" />
	</item>
		<item>
		<title>「わかっていない人」をわかる方法（後）ーユーザ中心設計について</title>
		<link>http://note.openvista.jp/2008/to-understand-the-general-users-2/</link>
		<comments>http://note.openvista.jp/2008/to-understand-the-general-users-2/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 06 Jun 2008 13:44:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leva</dc:creator>
				<category><![CDATA[ウェブはこうあってほしい論]]></category>
		<category><![CDATA[ウェブサービス論]]></category>
		<category><![CDATA[ユーザビリティ]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://note.openvista.jp/?p=474</guid>
		<description><![CDATA[私たちはウェブを「わかっていない人」をわかっていない人です。彼らをわかるための手法としてのユーザ中心設計手法、特にユーザ調査におけるコンテキスト調査法に少し触れてみます]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p class="series">この記事は続き物です。<a href="http://note.openvista.jp/2008/to-understand-the-general-users-1">「わかっていない人」をわかる方法（前）ーユーザ中心設計について</a>がこの前の記事にあたります。</p>
<h3 id="t79397a">どうやって「一般人」をわかるのか</h3>
<p>「わかっている人」によって考えられた「これがニーズだろう」という思いこみをベースにしたような開発志向の手法では、一般人を理解しようとするのは困難です。ですので、そのようなアイデアありきではなく、まずターゲットする一般人が日常的にウェブにおいてどういう行動・利用をしているのか<em>把握する</em>ところから始めないといけないよねということを述べました。アイデア発ではなくユーザ発で考えるという感じでしょうか。</p>
<p>マーケティングはこの辺、理論と数字によって一般人を理解しようとしていると感じるのですが<span class="weaken">（もちろん、それも重要ではあって一概に否定するわけではないですが）</span>、どうもそこからは「一般人」の実際の利用シナリオは具体的には浮かび上がってきません。</p>
<p><amazon>4274201449,caption</amazon></p>
<p>そこで、<a href="http://gitanez.seesaa.net/article/31263151.html" title="ISO13407：人間中心設計：DESIGN IT! w/LOVE">ユーザ中心設計</a>という方法を用います。ユーザ中心設計手法（UCD）はユーザの利用状況に注目し、観察し、それに基づいて解決策を提示しながら改善を図るプロセスです。</p>
<p>樽本氏の『ユーザビリティエンジニアリング』という本では、このユーザ中心設計手法のポイントの1つとして<em>ユーザの参加</em>を挙げています。</p>
<blockquote title="樽本 徹也『ユーザビリティエンジニアリング―ユーザ調査とユーザビリティ評価実践テクニック』">
<dl>
<dt>ユーザの参加</dt>
<dd>ユーザの視点で考える場合に&#8221;想像上&#8221;のユーザの視点では無意味です。それでは、従来の設計となんら変わりはありません。そこで、ユーザ中心設計のインタビューやテストには、必ず&#8221;本物&#8221;のユーザに参加してもらいます。</dd>
</dl>
<p class="citation"><a href="http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4274201449/ref=nosim/openvista-22" title="Amazon.co.jp： ユーザビリティエンジニアリング―ユーザ調査とユーザビリティ評価実践テクニック: 樽本 徹也: 本"><cite>樽本 徹也『ユーザビリティエンジニアリング―ユーザ調査とユーザビリティ評価実践テクニック』</cite></a></p>
</blockquote>
<p>ユーザ中心設計<span class="weaken">（正確には人間中心設計）</span>はISO13407で定義されていますが、具体的なプロセスはこんな図で説明されます。</p>
<p><a href="http://note.openvista.jp/download/2008/06/iso13407-process.png" rel="lightbox"><img src="http://note.openvista.jp/download/2008/06/iso13407-process-300x233.png" alt="ISO13407のプロセス図" title="ISO13407のプロセス図" width="300" height="233" /></a></p>
<p>先の&#8221;本物&#8221;のユーザに参加してもらう<q>ユーザ中心設計のインタビューやテスト</q>というのは、この図で言う「ユーザ調査」や「ユーザビリティ評価」の段階で行う手法にあたります<sup>1</sup> 。</p>
<p>例えば「ユーザ調査」ですが、これはインタビューを行ったり、アンケートをとったりするわけではありません。そうした手法は様々な観点からあてにならないということが言われていて、実際それを役に立つツールにするためには結構な経験が必要になるようです。ではなく、むしろユーザの行動を観察することによって、その利用状況をあぶり出すというのがユーザ調査の本質です。</p>
<p>具体的には<a href="http://blog.asanoken.com/?eid=684427" title="情報デザイン研究室 | コンテキスチュアル・インクワイアリー">コンテキスト調査法</a>などの手法が使われますが、詳しくは<a href="http://allnight.cocolog-nifty.com/usability/2005/10/post_edfc.html" title="人机交互論: ユーザビリティ本の無料サンプル版">無料公開されている件の本の第1章</a><sup>2</sup> や<a href="http://gitanez.seesaa.net/article/60453481.html" title="コンテキスチュアル・インクワイアリーとは：DESIGN IT! w/LOVE">棚橋さんの記事</a>などで確認できます。</p>
<h3 id="t256ac4">UCDの実践にあたって</h3>
<p>ただ実際のところ、未経験な人がいきなりこれをできるかというと少し留保をつけざるを得ません。</p>
<p>というのも、こうしたユーザ設計手法を<em>行う上で必要な経験やノウハウ、あるいは根底にある考え方が<span class="weaken">（日本の）</span>ウェブや私たちにまだ蓄積されていない</em>と感じるからです。</p>
<p>例えば、先のユーザの利用状況を調査する<a href="http://gitanez.seesaa.net/article/49314807.html" title="コンテキスチュアル・インクワイアリー（文脈的質問）がむずかしい対象：DESIGN IT! w/LOVE">コンテキスト調査</a>にしても、生データを得るのが目的であるのにそれを要約してしまうとか、あるいはその調査の意図を鑑みないで手法ありきで行ってしまったがために質問方法自体がまずく、役に立たない生データを量産しちゃったり。ユーザテストなんかでも同じ事は起こりえますね（参考：<a href="http://gitanez.seesaa.net/article/47748017.html" title="ユーザーテストはこうやります：DESIGN IT! w/LOVE">ユーザーテストはこうやります</a>、および<a href="http://gitanez.seesaa.net/article/44018881.html" title="ユーザーテストはテスト設計が大事：DESIGN IT! w/LOVE">ユーザーテストはテスト設計が大事</a>）。</p>
<p>考え方が浸透していなかったり、経験が蓄積していないがゆえに<a href="http://gitanez.seesaa.net/article/99552629.html" title="当たり前ですけど、バラつきはクリエイティブでもオリジナリティでもありません：DESIGN IT! w/LOVE">結果の善し悪しに非常にバラツキのある手法になってしまう</a>。これが実際に役に立つようなユーザデータを生み出すことが難しくなっている要因なのではないかなと思います。</p>
<p>それゆえに体系だった<abbr title="User Centered Design：ユーザ中心設計">UCD</abbr>の手法は一部の専門家が行うものになってしまって、私たちは<a href="http://www.usability.gr.jp/whatis/evaluation_method.html" title="ユーザビリティ評価手法">ヒューリスティック評価手法</a>のようなプロの一般論をありがたがるくらいしかできない、そんな状況があるように思います。</p>
<h3 id="tb9c21f">最初はみんな初心者</h3>
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<p>とはいえ、それで終わっていては何の進展もありません。</p>
<p><q title="上掲書 p.14">最高は適切の敵である</q>という言葉があります。ユーザビリティ工学の先達であるヤコブ・ニールセン氏が著書の中で、最高・最善<span class="weaken">（専門家の求める厳密な手法など）</span>を求めるとコストが高くなって取るべき方法が無くなってしまう状況を憂慮して引いた言葉です<span class="weaken">（ニールセン氏はこういう現実的な話し方が非常に上手な方です）</span>。</p>
<p>ですので、トライ&amp;エラーを重ねつつ習得していくしかないでしょう。</p>
<p>先に挙げたユーザ調査法である「コンテキスト調査法」ですが、具体的には以下のようになっています。</p>
<blockquote title="樽本 徹也『ユーザビリティエンジニアリング―ユーザ調査とユーザビリティ評価実践テクニック』 p.28-29">
<p>（略）インタビューアが弟子、ユーザが師匠となって、師匠の体験を弟子に&#8221;継承&#8221;しようとします。基本プロセスは以下のようになります。</p>
<ol>
<li>インタビューアはユーザに&#8221;弟子入り&#8221;する。</li>
<li>ユーザ（師匠）は仕事を見せながら説明する。</li>
<li>インタビューア（弟子）は、不明な点があればその場でどんどん質問する。</li>
<li>ひと通り話を聞いたら、インタビューア（弟子）は理解した内容をユーザ（師匠）に話して、間違っていないかどうかチェックしてもらう</li>
</ol>
<p>（略）</p>
<p>この手法の最大のポイントは、ユーザが&#8221;教える&#8221;つもりになることです。いったん教えるつもりになれば、ユーザは結論だけを話すのではなく、自分の体験を始めから終わりまで、なるべく順序立てて詳しく説明してくれます（実際には、話の順序が入れ替わったり、途中が抜けたりするので、インタビューアが適切な質問をして補正する必要があります）。</p>
<p class="citation"><a href="http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4274201449/ref=nosim/openvista-22" title="Amazon.co.jp： ユーザビリティエンジニアリング―ユーザ調査とユーザビリティ評価実践テクニック: 樽本 徹也: 本"><cite>樽本 徹也『ユーザビリティエンジニアリング―ユーザ調査とユーザビリティ評価実践テクニック』 p.28-29</cite></a></p>
</blockquote>
<p>この時の基本テクニックとして、樽本氏は3つのポイントを挙げています。</p>
<dl>
<dt>教えを請う</dt>
<dd>何を教えて欲しいのかハッキリさせて、ユーザに伝える。正確にはだんだんとフォーカスを絞るという感じ</dd>
<dt>根掘り葉掘り</dt>
<dd>ユーザの行動がはっきり理解できるように、またその行動に自分の憶測・解釈を交えないために、少しでもわからないところがあったらそのままにせずきちんと質問する</dd>
<dt>確認する</dt>
<dd>誤解しないためにもユーザにその理解した内容をきちんと確認する</dd>
</dl>
<p>例えば、学生の人であれば身近な人（「一般人」的な友達）と話すときに、この手法をこっそり用いて、どんな利用形態をしているのか観察してみてはいかがでしょうか。そこから何か新たな知見が得られるのではないかと思います。</p>
<h3 id="t4c1d98">おまけ</h3>
<p>とはいえ、僕自身それほどこうした手法に精通しているわけではありません。むしろ今も、本当にこの手法を行っていけばわかるのかどうか確認しつつという感じです。</p>
<p>このユーザ中心設計というのはウェブデザインに限らず、もっと大きいくくりで考えたほうが良い気がして、最近はこの本を読んでいます。すぐにとはいきませんけど、この本を読んで発見したことがまとまったらまたレビューとしてまとめたいと思います。</p>
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<p>ちなみに以前に<a href="http://note.openvista.jp/2008/what-is-next-generation-opac/" title="次世代OPACってなんだろう：Making OPAC 2.0 (4) - Liner Note">次世代OPACの話をしました</a>が、これもアイデアありきの開発志向で突っ走ってしまうような気がして、今見直し中です。うーん、ウェブサービスってちゃんと考えてみると大変だなぁ。</p>
<h3 id="t17db83">関連エントリ</h3>
<ul class="related">
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/links-for-web-usability/" title="ウェブユーザビリティについて考え始めたい人にオススメのウェブページ集 - Liner Note">ウェブユーザビリティについて考え始めたい人にオススメのウェブページ集</a></li>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/5-books-for-web-usability/" title="ウェブユーザビリティについて考え始めたい人にオススメの5冊 - Liner Note">ウェブユーザビリティについて考え始めたい人にオススメの5冊</a></li>
<li><a href="http://note.openvista.jp/2008/senior-support-needed-for-web/" title="高齢者のサポート無くしてネットに将来はないんじゃないかな - Liner Note">高齢者のサポート無くしてネットに将来はないんじゃないかな</a></li>
</ul>
<ol class="footnotes"><li id="footnote_0_474" class="footnote">もちろん、わかりやすくいっているだけで、その他の段階でユーザが登場しないと言うことではありません。その他のプロセスでも必要によって、ユーザを登場させて調査・評価・ニーズの探索などをする必要があるでしょう</li><li id="footnote_1_474" class="footnote">具体的な手法が展開されているのは2章なんですが</li></ol>]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://note.openvista.jp/2008/to-understand-the-general-users-2/feed/</wfw:commentRss>
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