Liner Note

情報(ユーザー中心デザイン・ユーザビリティ)と技術(ウェブプログラミング・ウェブサービス)についてのメモ書き

要約:CGMサイトに情報が書き込まれるためにはどういう策が必要なのか、サイト運営者および消費者の立場から考えてみる

最近は就活で説明会に足を運ぶ日々ですが、ここ数日はなぜか大阪のビジネスパークと言うところで説明会を受ける日が続いてます。各企業は何の関係もないはずなのですが、テナント料が安くなっていたりするのかな。

それはさておき、帰りにお腹がすいたのでふらっと立ち寄った生パスタのお店(動画・音声が流れるので注意)に入ってみました。店の大きさの割に控えめなお客さんの数が少し心配でしたが(要するにガラガラ)、頼んだカルボナーラは、生クリームが濃厚すぎず絶妙な加減でなかなかおいしかったです。ドリンクバーも無料でついてきますし、京橋まで来た際はちょっと遠いですが足を運んでみるのも良いかも。

‥で、閑話休題。最近はCGMやらUGCやらとユーザ生成コンテンツをエンジンとしたビジネスについていろいろと言われています。グルメでも何でも良いですが、クチコミ系サイトのサービス運営者の立場に立つならば、こういった情報をサイトに書き込んでもらうにはどうすればいいんでしょうか?

例えば、上に書いた飲食店の情報は、口コミ系グルメサイトに書くこともあれば、自身のブログ上に書くこともあるでしょう。すでに注目を集めいているグルメサイトがあっても、自分のブログに書き込む人もいるかと思いますが、それはどうしてなんでしょう。

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これはアテンション・エコノミーという言葉で説明できるんじゃないでしょうか。つまり、消費者が発信側に回ったことで、その発信した情報にアテンションが集まることに価値ができた。はてなブックマークとかがその最たる例ですよね。

今回の話では、サービスの一利用者としていわば半匿名的な存在としてグルメサイトなどに情報を書き込むよりかは、自分のブログに情報を書き込んだ方が、私の書き込んだ情報として認知されやすく、ゆえに自分にアテンションが集まっているのではと言えます。別の言葉で言えば、グルメサイトに書き込んだ得たアテンションの大部分はそのグルメサイト自身に対するアテンションとも言えるのではないかと。ゆえに、グルメサイトではなくブログに書き込むという行動がでてくるのかもしれません。

しかし、グルメ関係の記事を探している人は、もちろんそれ関係の記事が多いブログを参照するという手もありますが、それよりかはそのような情報がより多く集まっており、一元的検索できるグルメ系サイトを訪れるでしょう。ユーザとしては自分のブログに書き込む方がアテンション(ブランディングと呼んだ方がよいかな?)はより高いのだけど、実際のアテンションはそれを一元的に管理しているサイトに集まる‥ここに発信する消費者のアテンションのジレンマがあるのではないかと思います。

参照コストと利用性の関係はどうなのか考えたことがありますが、それと似ているかもしれません

では、消費者・CGMサイトが共にWIN-WINの関係にしていくためにはどうすればよいのでしょうか。

CGMサイトのイメージ

私はCGMベースのサイトを作るならば自身のサイトに情報を書き込んでもらうだけでなく、外部の情報も積極的に取り込んでいく必要があるかと思います。例を挙げるならば、漫画の蔵書管理&新刊チェックサイトのコミックダッシュ!では、最近ブログから「感想」を取り込む機能を実装したようです。これにより、情報の一元化が図れるとともに、自サイトへの誘導というアテンションの増大も図れるわけです。

そもそも、情報を囲い込み、有限なアテンションを奪い合うようなモデルがもう古いのかもしれません。カカクコムやAmazonのように、巨大なクチコミ(バイラル)データベースができている場合は情報を提供すること自体が大きなメリット1 になるかもしれませんが、そのようなサイトはごく一部に限られてくるでしょう2

それともう一点、CGMサイトがやることがあるとすれば、データベースの量だけなくそれを誰に届けるかと言うことでしょう。つまり情報がいくら多くても、それを望んでいる人に届けられなければ、情報のアテンションはゼロですから、書き込んだ情報を望んでいるユーザにより正確に届ける、つまりマッチングの精度を上げていく必要があるでしょう。これは検索精度の向上とか的確なサイト構造とか以上にとどまらないことで、将来的にはGoogleの位置ベースターゲッティング広告のようにリアルと連動したものになっていくんじゃないでしょうか3

よって、これから立ち上がっていくようなCGMサイトでユーザからの情報を集めるためには、 (1) 外部サイトとの連携を強化することにより、自サイトだけでなく、ウェブ全体から1つのDBを構築する (2) ユーザと情報とのマッチングの精度を上げる ことが重要かなと思います。

  1. 巨大なDB→サイトユーザはそこにいけば何か見つかるという期待感につながる→ユーザが訪れるようになる→情報提供者も積極的にそこにコミットするようになるという好循環[戻る]
  2. ちょっと余談。はてなマップはユーザからのトラックバック等この点から言えば立派なのですが、いまいち何のサイトかわからないような感じがします(地図サイト?)。この点では、Googleマップのマイマップがグルメ・鉄道など各テーマに特化していてうまいかな。[戻る]
  3. 今回の例では、京橋付近で飲食店を検索したら位置情報を自動取得して件の店のカキコミを表示するなど。ケータイでは日本でもすでに実現してますね[戻る]

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  1. お名前

    Abe

    投稿日時
    2008年02月28日
    1時ごろ
    Comment No
    #1

    Google Mapは仰っている方向にどんどん進化していますね。ところでSafari 3 (OS X 10.5.2)からアクセスするとコメントフォームのソース?が表示されます。Firefoxでは表示されません。

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