要約:参考文献が書誌データとして流通したら、内容を把握したり、類似したテーマを扱った別の本に飛んだりと結構役に立つものになるのでは
参考文献というのは少し厚い単行本、場合によっては新書でさえ掲載されています。学術的には基本的に引用文献の列記として記述されるわけですが、そうでない場合にも文字通り本の執筆において参考になった本なども併せて掲載されていたりします。
これはネットで参考になった情報源や出典をハイパーリンクを使って記述するのに似ている気もしますね。ちょっと大仰に言えば、紙媒体における「つながり」を生む部分といえるかもしれません。実際、件のプロジェクトのコンテキスト調査をしていても、テーマ別学習の際は、上級生(上回生)ほど参考文献を芋づる式に辿ってそのテーマの本を幅広く読んでいました。
しかし、例えば機械可読の書誌データ1 (=本のメタデータ)であるJAPAN/MARCを見ても、参考文献は見あたりませんし2 、参考文献を示してくれる蔵書検索エンジンを僕は寡黙にしてみたことがありません(ご存じでしたら教えてください)
そのつながりを擬似的に作り出したのは、Amazonですが著者が挙げた参考文献と同じ人が一緒に買っている本は似て非なるものですね。
参考文献は時に、次の本に進むナビゲート役になったり、あるいはその本の内容をつかんだりできるわけですから、それが併記されていないのはもったいないなぁと思うわけです。蔵書検索で参考文献図書にリンクされるようになったら、本を選ぶ際に助かるじゃないかなと(この本はこんな本を参考に書かれています、とか?)
問題があるとしたら、参考文献が膨大な場合、書誌も膨大なものになってしまう3 ことでしょうか。全ての書誌データフォーマットにこれが必要だとは思いませんが、そういう記述方法があってもいいと思います。
- 正確には目録[戻る]
- 正確にはJAPAN/MARK(A) の 出典情報ブロックに標目形(=資料のメインテーマ)を決めるためにわずかに出典情報が記述されている[戻る]
- むろん、ISBNやNCIDなどの何らかの統一識別子で記述することになるでしょうが[戻る]
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