Liner Note

情報(ユーザー中心デザイン・ユーザビリティ)と技術(ウェブプログラミング・ウェブサービス)についてのメモ書き

要約:SEM会社の方にGoogle Adwordsのコストパフォーマンスはどうなのか聴いてみました

今日は新卒会社説明会で某大手SEM会社へ行ってきました。SEMは、ここではコンテンツの検索エンジン最適化 + リスティング広告1 の代理業みたいなとこです。

私はSEMにはそれほどは興味がない、より正確に言うとユーザと商品を結びつける手段としてSEMをとるのは関心はあれど、別のほうがよいというスタンスです。では、なぜSEM会社に行ってきたのかというと、以前に中島聡さんがブログで書かれていたGoogle Adsenseのビジネスモデル上の問題についてどう考えておられるのかが気になって、聴きに行ったのです2

媒体別広告費の割合

ちょっと不親切かもしれないので、もうちょっと背景も含めて書いておきましょうか(基礎を知ってる人は3段落くらい飛ばしてもらと良いです)。、まずインターネット広告市場はここ数年で雑誌の広告費を抜くほどに成長しています3 。これは昨年度版の電通「日本の広告費」でもリポートされているとおり、行動ターゲティング広告など利用者の特性に合った広告4 を出す技術面での進展がその原動力とも言われています。

その行動ターゲッティング広告とはまた少し違いますが、コンセプトとして似た広告としてキーワードターゲッティング広告(検索連動型広告)というのがあって、これは例えばGoogleで「ミネラルウォーター」を検索したら、「ミネラルウォーター」に関連する広告を機械的に選出して表示する(これがGoogle Adsense)というものです。

SEM

なぜこのターゲッティング広告が流行ったかというと、今までのマス広告はとりあえず量を出して数を見てもらうことが広告の評価と捉えられていたのですが(その結果、どれくらいの人が実際にペイしているかは計りようがなかったので)、時代も広告に効果を求めるようになって、より効果が計量化しやすいこのようなターゲッティング広告がもてはやされるようになった(つまり、適切なターゲットに適切な量を届けるのがよい広告の前提となった)というわけです。

Google Adwordsのコストパフォーマンスについて

そこで、中島さんの問題提起をまとめてみると

  • Google Adwordsはオークション形式で人気キーワードについては出稿価格が相場以上に高騰し、広告費がつり上がってしまいかねない(よくあるキーワードだと1クリック数千円はザラ)
  • Amazonアソシエイトなどの購買数に応じて報酬が支払われる広告と比べると、やはり広告であって、そこから何かペイされたかどうかは不明である。
  • その結果、コストパフォーマンスは不明確で、それどころかオークション形式なのであまり良いコストパフォーマンスを得られない可能性がある。
  • Googleと広告主との関係が必ずしもWin-Winであるとはいえないため、長続きするのは難しいんじゃないか

ということがあるわけです。それに対して、会社の方はおおむねこのようなことを仰っていました。

確かにその側面は事実としてある。しかし、まず同じ業界でも各会社、各々異なった戦略を持っていて他の会社と全く同じ領域で戦うことは少ない。(註:例えば、携帯電話一つとっても高機能の物もあれば、小型スリムで機能も少なめのものある。かと思えばブランド志向のタイアップ商品もある、とかかな)

人気のキーワードにそのままお金をつぎ込めば相当に広告費がかかるが、それは素人のSEM会社のやることなんです。うちは、マーケティングを徹底的に行って、どのキーワードにどれくらいお金をかけるのが最もコストパフォーマンスがよいのか様々なパターンを出して、検証を重ねながらやっている。

(註:各会社の強み=コア・コンピタンスを理解した上で、そのキーワードに重点的にお金を配分すると言うことでしょうか)

そのようなノウハウがあるのがうちの強みなので、顧客は広告費をなるべく抑えながら、うまくSEMをはかることができるのです。

なるほどと思うところもあるけど、反論したいこともある。

けど、まずこの要約が100%正確だとは言えない点と、SEM会社の人がここをみていないかもしれなくて再反論できないかもしれないので、このお答えだけ書いておこうと思います。

Google Adsense→Google Adwordsでした。指摘Thanks.

  1. ここではGoogle Adsenseなどの検索連動型広告と単純に捉えてもらっていいです[戻る]
  2. 誤解無きよう書いておきますが、質問には批判めいたこともありますが、別にSEM会社を批判しに行ったわけではなく、それをどう捉えて、乗り越えていこうとしているかが気になったわけです[戻る]
  3. CyberAgentのレポートを参照
    [戻る]
  4. 利用者の訪問履歴などから推測して、その傾向に合わせた広告をプッシュする[戻る]

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