Liner Note

情報(ユーザー中心デザイン・ユーザビリティ)と技術(ウェブプログラミング・ウェブサービス)についてのメモ書き

要約:ユーザビリティについて興味はあるけど、学ぶためにはどんな本がいいんでしょという方向けに5冊の本をお薦めします

ここ3ヶ月ほど就活がらみでウェブユーザビリティに関する本を読んだので、とりあえずその中でオススメできる5冊を挙げておきます。ユーザビリティやUIの話に関しては、海外の方が情報があるのだけど、まだ読めてないので和書だけで。

周りが落ち着いたら、この辺で書いてあることをまとめて書いておこうと思います*1

ちなみに、私も内容を完璧に理解できているわけではありませんので誤解しているところがあるかもしれません。フィードバックは歓迎しますので、間違いがあればレスポンス頂けるとうれしいです。

ユーザビリティエンジニアリング

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一冊目はこちら。ユーザビリティについて基礎から学びたいという人には、この本が一番オススメです。ウェブユーザビリティに関する概説書といっていいでしょう。

そもそも「ユーザビリティとは何なのか」から始まり、そのユーザビリティを確保するための「ユーザ中心設計手法」の紹介へと向かい、そしてその方法について「調査・評価および実践」までを200ページ弱でコンパクトに、しかしきっちりと解説してくれています。ユーザビリティに関するありがちな誤解もこれを読めば解消できるでしょう。

内容も平易でとっつきやすく、ゆっくり読んでも3日ほどで読めるんじゃないでしょうか。まず、ユーザビリティについて一遍の知識を手に入れたいのでしたら、これから読むといいでしょう。

著者のサイトでは、この本の5章のうちの1章がお試しとして無料配布されていて、なんとも良心的です。

ユーザ中心ウェブサイト戦略

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ウェブユーザビリティに関してのコンサルティングおよび制作業務を行っているビービット社の中の人が書いた本。

一言で言うと緻密。日本でもユーザビリティを軸にコンサルティングを行っている会社は数少ないですが、それだけあってさすがに中身が濃く、タイトルの示すとおり戦略にまで昇華されているという印象です。

最初の本を読んで、もっと○○について詳しく知りたいとか、どのようにして業務に取り入れていけばいいのかということを知りたい人にお勧めです(逆に手間暇かけずユーザビリティを「改良」できないかなという程度であれば、本書はちょっと詳しすぎるので他の本の方がよいかもしれません)

ちなみに本書は理論編と実践編の2部構成になっていますが、もしある程度の知識があおりでしたら実践編から読んでいってもいいと思います。

発想する会社!

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アメリカでプロダクト・デザインを手がけているIDEOという会社が、どのようにイノベーティブな製品を生み出すのかまとめた本。

上記2冊は「どうデザインしていくか」という方法論や考え方が主に書かれていますが、こちらは「どのようにしてすばらしいデザインができる環境を作っているのか」という環境つまり組織・集団のマネージメントの話をメインにして書かれています。

ですので、ウェブユーザビリティそのものとは少しずれてしまうかもしれませんが、デザインという作業を含めたプロセス全体を考える際には読んでおいて損はないです。それに、3章の「イノベーションは見ることから始まる」で触れられているヒューマン・ファクターという手法はユーザ中心設計手法とかなり重なってくるものです。

「法則」本 2冊

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挙げておいてなんですが、上記3冊は考え方としては確かに非常に参考になるのだけど、中小規模のウェブページを趣味で作っている方からすると「ハードルが高いな」と思われるかもしれません。

ユーザビリティテストは協力者がいないとできませんし、ユーザの行動シナリオを作るというのも考え方としては役に立っても、実際やってみるのはノウハウや経験が必要で難しいです(だからこそ上記のような本や会社があるわけですが)

ですから、とりあえずここはおさえておこうよという点をピックアップした上記の法則シリーズ(?)*2 2冊をオススメしておきます。

絵も多彩に用いられていて読みやすいですし、法則単位で短く分かれていてサラッと読ませる感じになっているので、そこまでリソースは割けないけどという方はこれらを読んでみるといいでしょう。

ところで、ユニバーサルデザインの概念はユーザビリティとは異なるもの(どちらかというとアクセシビリティに近い)なのですが、この分野に興味をもつきっかけとしてはよいかなと思って挙げてみました。

あとがき

ペーパープロトタイピング本ペルソナ本も結構オススメなんですが、ちょっと各論に入ってるかなという感じもあるし、初~中級者向けなら上記がいいかなと思って、今回は外しました。

ところで、日本では世にあふれている「ユーザビリティ本」はいわゆるヒューリスティック、つまりプロによる一般論をまとめたものが多いという印象があります。

しかし、高齢化・ユーザインタフェースの進化などの環境の変化(とその速度)を考慮すると、そうした本はお手軽ではあるけれど、陳腐化しやすい点も多いのではないかと思います(そうした本が全て陳腐であると極論を言っているわけではありません)

こうしたユーザ中心設計手法やその考え方を身につけていくことで、みなさんが自分自身でウェブユーザビリティを考える一助になればなと思います(ちょっと偉そう)

  1. もちろん、それをしてくれている先達はいらっしゃるのですが[戻る]
  2. といっても出版社は違うので、法則つながりは偶然なのですが[戻る]
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  1. ウェブサイト

    4+

    投稿日時
    2008年03月04日
    0時ごろ
    Comment No
    #1

    ウェブユーザビリティについて考え始めたい人にオススメの10冊

    ユーザビリティに関しての本をLiner Noteさんが紹介されていた。

    ユーザビリティエンジニアリング
    ユーザ中心ウェブサイト戦略
    発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに…


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