要約:紀伊國屋書店、旭屋書店、ジュンク堂書店、丸善のウェブサイトから、在庫情報をまとめて取得して表示するアプリを書きました
題字の通り。ISBNを指定して検索すると紀伊國屋書店、旭屋書店、ジュンク堂書店、丸善などの本屋さんの在庫情報を取得して表示するアプリを書きました。旭屋書店とジュンク堂書店は在庫冊数も表示します。
3,000円以上する本とかだとやっぱり中身を立ち見したり、他の本と比較してから買いたいので、本屋さんに足を運んで確認するんですね。それで、一応無駄足にならないように事前に書店のサイトで在庫情報を確認するんですが、いちいち各書店の検索ボックスで入力するのが面倒なので一括検索できるようなアプリを作ったと、そういう運びです。
Amazon.co.jp ISBN検索アプリも書いておいたので、よければご利用下さい(まぁ、普通ここから使いますよね)
検索オプション
検索時には以下の3つのオプションが指定できます。
ISBN
検索する書籍についているISBNです。9桁でも10桁(旧ISBN)でも13桁(新ISBN)でも内部で勝手に変換するので、好きなものを入れてください。
しつこいですが、ISBNが分からない場合はAmazon.co.jp ISBN検索アプリを使ってください。
書店名
検索対象の書店です。初期状態では紀伊國屋書店、旭屋書店、ジュンク堂書店の3書店をまとめて検索しますが、どれか1書店だけを検索することもできます。
なお、検索できる店舗はオンラインで在庫を検索できる店舗に限ります。ジュンク堂書店は池袋本店しか検索できないのが残念ですね。
ちなみに、旭屋書店とジュンク堂書店は在庫冊数も併せて表示します。紀伊國屋書店と旭屋書店は本が配置されている棚を示す地図ページへのリンクも張っています。
あと、お約束ですが情報の正確性は完全には保証できませんのでご了承を。情報取得元の書店サイトでも、若干のラグがあるので「実際にはないこともある」くらいの気持ちで使っていただければと思います。
検索地域
検索地域を限定して検索します。47都道府県のどれかを指定してください。
ファイル形式
検索結果はHTML, XML, JSONのいずれかで返却します。XMLやJSONの構造がどんな感じになっているかは実際アクセスして確かめてください。
なお、リクエストするURLは、http://tech.openvista.jp/地域名/ISBN.ファイル形式という感じの、割と直感的に理解できそうなURLにしたつもりです。
これからつけたい機能
忘れないようにメモ
- 検索対象の店舗がある地域を限定する機能
- 行動手順からすればISBN検索ページをメインページにした方がいいかも?
- 携帯電話/iPod touchでの表示最適化
OPAC 2.0について
OPACは図書館のデジタル蔵書検索サービスのことです。2.0ってのはうーん、プレミアムとかそういうマーケティング的なアレです、たぶん。要するに、新しい図書館蔵書検索サービスです。まぁ、OPAC 2.0についてはウェブにいろんなリソースがあるので、詳しくはそちらをご覧下さい。
- 図書館退屈男: うぇぶ2.0の器量を伏して
- superopac @Wiki – OPAC2.0
- CiNii – 情報の科学と技術 56(11) 「特集:図書館とWeb2.0」
- CiNii – 情報の科学と技術 57(9) デジタルコンテンツの彼方に図書館の姿を求めて
それで、私は大学で図書館情報学を専攻しているんですが、卒論の題材として2.0なOPACでも作ろうかということになったんですね。もちろん巨大なOPACを作れるわけないので、そういう部分はNext-LやScriblioなんかのプロジェクトに期待するとしまして、実際に作るのは一般のユーザが触れる部分(だけ)です。詰まるところ、大学図書館のOPACの検索結果を取ってきて、再構成してみると面白いかもという話です。
「それがこのアプリとどう関係あるんだ」と思われるでしょうけど、早い話このアプリもそのプロジェクトのパーツとして作ったというのも1つあります。ウェブにいらっしゃる図書館情報学徒の皆さんはこれを何に使うかくらいは容易に思いつかれるでしょう。他にはsuperopac@Wiki – OPAC2.0などに書かれているようなところも含めてどういうOPACがよいか検討しているところです。
今は就活中なので当分は手が出せませんが、来年の夏くらいには初期のユーザビリティテストも終えて実際に動くモノを出していきたいなぁと思ってます。
各書店サイト担当者様へ
このアプリは各書店様の著作権を侵害する意図を持って書いたわけではなく、著作権(日本の法律のそれではなく一般概念として)のフェアユースの概念を意識して書きました。書店へのアクセシビリティが高まって各書店様にとってよいのではと思いますが、いかがでしょうか。
更新履歴
- v 0.3.1
- ブラウザのCOOKIE機能を利用して、一度選択した検索先都道府県を次回以降も選択状態になるようにしました
- v 0.3
- 丸善24店舗を検索対象に追加いたしました
- v 0.2.2
- モードを廃止しました。それに伴い、各アイテムページのURLが変更になります(エンドユーザ様に行っていただく作業はありません)
- v 0.2.1
- 一部、携帯端末で正常に検索できなかった問題を解決
- ISBN以外の文字で検索した場合、自動的にAmazon書籍検索に引き継ぐようにした
- v 0.2
- 紀伊國屋書店の対応店舗を拡大しました
- 地域限定オプションを追加しました
- 携帯端末に対応しました
- v 0.1.1
- 9, 13桁ISBNで正常に表示・検索できていなかった問題を解決
- v 0.1
- 初リリース
感想・参考サイト
今回はようやくというか、やっとクラスを使ってMVC構造を意識しながら書くようになったので、ソースもそこそこまともになってきたかなと思います。それでも、まだまだ手と頭の回転が遅いので、もう少しなんとかしたいところですが。
AmazonECS4はページ指定のオプションがPageだと無効で、ItemPageを使わないとうまくいかなくて随分とハマりました(参考:Amazon Web Services Developer Connection : ItemSearchでのPage指定 …)
amazon.co.jpへのリンクについてはAmazon Linkageプラグインをまるまる流用できたので、結構楽できました。もち、クリック情報も表示してます。
作成にあたっては以下のサイトを参考にしました。どうも、ありがとうございました。
- 一般的な資料
- PHPによるウェブページの取得について
- PHP5のオブジェクト指向について
ビジターの皆様へ
最後になりますが、今年もこのブログをご覧いただきありがとうございました。また、来年もグーグルからお会いすることがあれば、至らない点をコメント欄やソーシャルブックマークなどからご指摘いただければと思います。
ちなみに、ユーザの方からお願いをいただいているWordPressのテーマ、遅れに遅れていますが、一応今も作ってます。このブログのデザインのまま配布するのも芸がないかなと思うので、いろいろと試行錯誤しているところです。年内に間に合わなくてスイマセン。
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この記事はシリーズものの一篇です。Making OPAC 2.0シリーズのそのほかの記事もよろしければご覧ください
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