Liner Note

情報(ユーザー中心デザイン・ユーザビリティ)と技術(ウェブプログラミング・ウェブサービス)についてのメモ書き

要約:精度の高いGoogleやSBSによってウェブをまとめあげていくアプローチで人工知能的なモノは作れないのかなという思考実験

System.Exit – 人工知能についてのメモでjugyoさんが人工知能とウェブについて考えてます。コメントしようと思ったけど、長くなったんでトラックバックに切り替えて書いてみます。

本文なんですが「ある物事を考える際にCrowds of Webが考えるのかAIが考えるのかという2つのアプローチがあって、現状は後者はあんまりうまくいってないよね」ってことを書いてあるように取りました。そこでjugyoさんが言いたかったことを推測してみるに「”Wisdom of Crowds”で人工知能的なものは作れるか」ってことなんじゃないかと。

で、ここからは僕の話です。僕は何かを書くとき「これはネット上でもう既に誰かが自分よりうまいこと言っているんではないだろうか」とよく思うのです。それだけ、ネットには情報がある。

だから、Google検索やSBSなどの情報探索精度を極限まで高めて、自然文を投げればそれへの適切な答えを自動的に探索し、編集し、質問者に投げ返す。まるで中の人が答えてくれているかのようなそんな疑似知能を作れないだろうかと思うわけです。

ウェブだけでは限界があるかもしれませんが、Google ブック検索なんかで書店に並んでいる本のかなりの部分が検索可能になってくるとかなり状況が変わってくるかもしれません。

ここでまず精度を高めるという話について書いておくと、検索精度と質問者が負う検索コストというのは一般にトレードオフの関係にあるわけで、より精度の高い情報を得たいと思うのならよりたくさんクエリを与えてあげないといけないわけです。それは時として質問者の主観的なコンテキストにも及ぶでしょう。しかし、質問者はそこでいろいろとクエリをインプットさせるよりも普通にぐぐったり、本を読んだりするでしょう。だから、人工知能的なGoogleを作るならば、このコストの問題を解決しないといけない。

よって、このコストの問題を解決させていかないといけないわけです。これについてはツールによっていろんなアプローチがあるかと思いますが、例えば検索エンジンだとユーザーの情報探索行動パターンをデータベース化、つまり検索エンジンなどでユーザはどういうキーワードを入れてそれに対してどういうURLをチョイスしたかとかを細かく蓄積していく感じですかね。それによって、このキーワードがある質問にはこのURI(あるいはこの本)のこの部分とかが出せるようにしておくと。これがjugyoさんの言うソーシャルブックマーク的なあるいは Google 検索的なアプローチでしょうか。

あと課題があるとすれば、それこそ集めてきたいろんな情報をどう編集するのかという話ですかね。

うーん、ちょっとまだ考え切れてないですし、もうちょっと本読まないとなーという感じですが、とりあえずこの辺で…

参考リンク

伊藤直也の「アルファギークのブックマーク」ー多様化する個を集めて新しい価値を生み出す「Wisdom of Crowds」

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  1. お名前

    jugyo

    投稿日時
    2007年12月19日
    10時ごろ
    Comment No
    #1

    トラックバックありがとうございます。

    僕の中では SBM系と Google系とを以下のような対比でとらえています。

    SBM系: 「情報に対して“人間”が意味づけ」「大量のデータを処理できない」
    Google系: 「情報に対して“ロボット”が意味づけ」「大量のデータを処理できる」

    で、現状、実現されていないものとして以下のようなものが考えられます。

    ?: 「情報に対して“人間と同等のもの(つまり人工知能?)”が意味づけ」「大量のデータを処理できる」

    こんなのが作れたらすごいなぁと、夢想してるわけなんです。
    今の技術じゃ無理っぽい気もしてますが。

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  1. ウェブサイト

    links for 2007-12-19 -> As a Futurist...

    投稿日時
    2007年12月20日
    5時ごろ
    Comment No
    #1

    [...] Liner Note – 人工知能的なGoogleは作れるのか 属人性と客観性、これらをどう組み合わせるかで色々と考えられる。人工知能は客観だけかと思いきや、今の人工知能は所詮制作者に完全に属人しているわけだ。 (tags: #コラム *これはすごい 人工知能) [...]


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